映像の世紀
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映像の世紀(えいぞうのせいき)は、1995年3月から1996年2月にかけて放映されたNHK放送開始70周年記念ドキュメンタリー番組。NHK・アメリカABC国際共同取材。全11集(+別巻)。熱烈なアンコールに応えて2003年12月に再放送された。現在NHKエンタープライズからDVD全11巻(+別巻)が発売されている。製作から10年以上経った現在でも「NHKスペシャル」史上最高の番組の一つといわれている。また、歴史ドキュメンタリー専門チャンネルのヒストリーチャンネル(SKY PerfecTV!(スカパー!)370ch、およびSKY PerfecTV!110(スカパー!110)342ch)において2006年1月より、毎月末に1シリーズずつ放送された。
1999年には20世紀初頭から平成の約100年の歩みを47都道府県別に編集した番組、「日本 映像の20世紀」が放送された。
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[編集] 概要
世界30ヶ国以上のアーカイブから収集した貴重な映像と、回想録や証言等で描いた作品である。又、山根基世ナレーションによる無駄のない淡々とした進行、メインテーマ『パリは燃えているか』を始めとする、加古隆が手がけた音楽も珠玉で、大反響を得た。声の演出は青二プロダクションが担当している。
この作品は「動く映像」を通して激動の20世紀を知る事が出来る貴重な資料であり、様々な教育資料としても利用されている。
[編集] 全シリーズ
- 第1集 『20世紀の幕開け』 -カメラは歴史の断片をとらえ始めた-
- 第2集 『大量殺戮の完成』 -塹壕の兵士たちは凄まじい兵器の出現を見た-
- 第3集 『それはマンハッタンから始まった』 -噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした-
- 第4集 『ヒトラーの野望』 -人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した-
- 第5集 『世界は地獄を見た』 -無差別爆撃、ホロコースト、そして原爆-
- 第6集 『独立の旗の下に』 -祖国統一に向けて、アジアは苦難の道を歩んだ-
- 第7集 『勝者の世界分割』 -東西の冷戦はヤルタ会談から始まった-
- 第8集 『恐怖の中の平和』 -東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した-
- 第9集 『ベトナムの衝撃』 -アメリカ社会が揺らぎ始めた-
- 第10集 『民族の悲劇果てしなく』 -絶え間ない戦火、さまよう民の慟哭があった-
- 第11集 『JAPAN』 -世界が見た明治・大正・昭和-
- 別巻 ~歴史の舞台を廻る~
[編集] 声の出演
[編集] 関連項目
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