青二プロダクション
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株式会社 青二プロダクション(かぶしきがいしゃ あおにプロダクション)は声優のマネージメントを中心的な業務とする日本の芸能事務所(声優事務所)。
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[編集] 概要
東京俳優生活協同組合(俳協)のマネージャー(組合員)だった久保進(愛媛県大洲市出身)が1969年4月、日本で初の声優専門の芸能事務所として設立。創立当初より業界最大手の声優事務所であり、現在でも最大手の一角を占める。多くの人気声優を抱えている。
ナレーションの人材も豊富であり、近年ナレーターやDJが所属するようになった。
以前は東映動画(現・東映アニメーション)との関係が深く、東映動画のアニメ作品に出演する声優の多くが青二プロダクション所属声優で占められていた時期があった。そのため出演者のクレジットタイトルには「協力:青二プロダクション」が必ずと言っていいほど表示されていた。しかし1990年代後半から東映の関連プロダクション、東映アカデミーも東映アニメのキャスティングを行うようになったためにそれ以降は青二プロダクションの独占ではなくなった。なお東映アニメ以外でもぎゃろっぷ、スタジオコメット、オービー企画制作アニメのキャスティングを行っていた事もある。
かつての人気声優の中でも独立した人材達は独自にプロダクションを運営、製作活動を展開する等の力量を誇り、これらが結集していた黄金期の青二プロダクションの威力が如何なるものであるかを物語っている。
しかし最近は、若手育成の方向性の混乱[1]からか、同業他社と比べて人気声優及び実力派新人の輩出が激減し(特にアニメ・ゲーム関連分野の若手)、以前に比べて組織全体から見た際のプロダクションの力量がやや弱体化していると言われている。
設立時から(2006年12月現在)青二に残っているのは、北川米彦、永井一郎、柴田秀勝、野田圭一、山本圭子、坪井章子で、久松保夫(初代青二塾塾長・故人)や野沢雅子、富田耕生、大竹宏、千々松幸子らもかつては設立時のメンバーとして名を連ねた。
[編集] 名前の由来
名称の青二の由来は、本社の所在地が東京都港区の「南青山2丁目にあることから付いた」という説が有力である。(現実に事務所の入居するビルは何回か変わったが、一貫して南青山2丁目から離れていない)
その他に、青二才(その経験が浅い若い男性の意味で捉えられる)からという説もある。
[編集] 所属声優
[編集] 男性
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[編集] 女性
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[編集] ジュニア所属
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[編集] かつて所属していた声優
[編集] 男性
- あ行
- あずさ欣平(故人)
- 雨森雅司(故人)
- 井上和彦(現所属:B-Box・代表取締役)
- 井上隆之
- 大倉正章(現所属:81プロデュース)
- 大島将哉(現所属:ぷろだくしょんバオバブ)
- 大森章督
- 緒方賢一(現所属:ぷろだくしょんバオバブ)
- 小川真司(現所属:大沢事務所)
- か行
- 梶原彰
- 蟹江栄司(故人)
- 金内吉男(故人)
- 神谷明(現所属:冴羽商事)
- 家弓家正(現所属:81プロデュース)
- 肝付兼太(現所属:うぃなぁエンタテイメント、劇団21世紀FOX主宰)
- キートン山田(現所属:リマックス)
- 黒田崇矢(現所属:ウォーターオリオン)
- さ行
- 笹田貴之(現所属:アーツビジョン)
- 塩沢兼人(故人)
- 塩屋翼(フリーで活動、音響監督しても活躍)
- 嶋俊介(故人)
- 生野文治(本職はナレーター。元・RKB毎日放送)
- 鈴木貴宏
- 鈴森勘司
- 曽我部和恭(故人)
- た行
- は行
- ま行
- や~わ行
[編集] 女性
- あ行
- 浅井淑子(現所属:81プロデュース)
- 安達まり(現所属:アクセント)
- 阿部道子
- 雨宮かずみ(旧名:雨宮一美)
- 飯塚はる美
- 石澤美華
- 岩崎陽子
- 遠藤晴(故人)
- 大河内雅子
- 大塚海月(旧名:大塚瑞恵)(現所属:81プロデュース)
- 大野由佳
- 大野まりな(現・フリー)
- 大村香奈子(現所属:メディアフォース)
- 岡田加奈子(現所属:元氣プロジェクト)
- 緒方恵美(現・フリー)
- 岡本麻見(現所属:トルバドール音楽事務所)
- 岡本奈美(現所属:81プロデュース)
- 小田美智子(引退)
- 小野綾子
- 小野寺麻理子(引退)
- か行
- さ行
- 斉藤庄子(故人)
- 佐藤麻子
- 沢口千恵(旧名:石橋千恵 → 沢口りえ)(現所属:ぷろだくしょんバオバブ)
- 静木亜美(現所属:アトリエピーチ)
- 柴田由美子(現所属:81プロデュース)
- 清水マリ(現所属:清水マリ事務所)
- 荘真由美(現所属:ケッケ・コーポレーション)
- 白石冬美(現所属:賢プロダクション)
- 鈴木麗子(現所属:ユニビジョン)
- 鈴木富子(故人)
- 瀬戸真由美(引退)
- た行
- たかはし智秋(旧名:高橋千晶)(現所属:アーツビジョン)
- 高梁碧(旧名:高橋裕子)(現所属:アクセント)
- 高松由香(引退)
- 田中真知子
- 丹下桜(事実上の引退)
- つかせのりこ(故人)
- 角田早穂
- 戸田恵子(現所属:グランパパプロダクション)
- 友永朱音(現所属:ぷろだくしょんバオバブ)
- な行
- 永澤菜教(旧名:長沢直美)(現所属:賢プロダクション)
- 中西妙子
- 中西悠
- 長畑由美
- 新山志保(故人)
- 西口有香(現所属:TABプロダクション)
- 西野陽子(現所属:マウスプロモーション)
- 野沢雅子(現所属:オフィス野沢)
- 野田順子(現所属:カレイドスコープ)
- 野村道子(現所属:賢プロダクション・ゼネラルマネージャー)
- は行
- 原えりこ(現所属:アーツビジョン)
- 潘恵子(現所属:81プロデュース)
- 半谷きみえ
- 久村栄子(旧名:山田栄子)(現・フリー)
- 深居みさ(現所属:ミサ・ミュージカル・スタジオ・主宰)
- 福井美樹(引退)
- 藤田さゆり
- 古山あゆみ(現所属:コスモスペース)
- ま行
- や行
- 八木田真樹
- 柳瀬なつみ(現・フリー)
- 山下亜矢香(現所属:アーツビジョン)
- 山下絵里香
- 山田ふしぎ(旧名:山田恭子)(現所属:81プロデュース)
- 山野さと子(本職は歌手)
- 吉倉万里
- 吉田理保子(引退。オフィス野沢に在籍)
- 吉竹範子
[編集] 青二ミュージアム"Voisphere"
創立30周年を記念して1998年8月から2003年3月まで新宿区牛込にある神楽坂分室の1階を利用して設置された資料館。名前は「ヴォイスフィア」で、「声の殿堂」を意味するVoiceとSphereの造語。
所属声優の関連グッズショップとイベント会場を兼ねており、朗読会やファンクラブのイベント、ラジオ番組「ここは大江戸神楽坂」(パーソナリティは松野太紀と有島モユ、放送はラジオ関西)の収録に利用されていた。青二塾を出たばかりのジュニアメンバーが日替わりで来店してトークショーが行われていたこともある。
さまざまなグッズが企画・販売されたが、中でも人気声優の声を録音した目覚まし時計(製造はリズム時計工業)は目玉商品の一つだった。ミュージアムのイベントの度に声優と台詞のバリエーションが増え、ミュージアムへ時計を持ち込んで別の声優の声と台詞を録音してもらって楽しむことができた。テレビ東京系「出没!アド街ック天国」の神楽坂の回でこの時計が紹介されている。
入口に鎮座していた黒いマスコットキャラクター「アミュー」は来館者やファンから名称を公募、娯楽を意味する「アミューズ」(Amuse)と「あおにミュージアム」を掛け合わせて命名された。ミュージアム末期にはインターネットテレビ「マミタケじゃナイト」(パーソナリティ:草尾毅・金月真美)にも登場し、非公式ながら女性バージョンの「アミュ子」も誕生した。
[編集] 関連会社
- 青二塾(附属養成所)
[編集] 青二プロダクションから独立した声優・ナレーター事務所
- ぷろだくしょんバオバブ(1979年)
- 81プロデュース(1981年)
- 賢プロダクション(独立)
- アトゥプロダクション(ナレーター事務所、2004年)
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ 一時アイドル傾向と新劇傾向と二転三転しカリキュラム他、養成機関と事務所との間で大混乱が起こっていた。近年は演劇志向に復帰したがその混乱の影響が未だあり、プロダクションの新人も外部から招くような状況が生じてしまっている。