月姫PLUS-DISC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
月姫PLUS-DISC(つきひめプラスディスク)とは、2001年1月に同人サークル(当時)TYPE-MOONによって製作された、『月姫』の追加特典ディスクである。
最初のリリースは同人誌即売会「サンシャインクリエイション」にて『月姫』の購入特典として添付されたもので、翌月に『PLUS-DISC』単品でも販売された(TMC-0102)。のちに、『月姫』シリーズのセットである『月箱』に、『月姫PLUS+DISC』(TMC-0106)として収録されている。
『PLUS-DISC』には『月姫』の修正ファイル、過去に配布した体験版、閑話月姫に「幻視同盟」「げっちゃ」「デモンストレーション」、『空の境界』の始めの部分のテキストが収録されている。また『PLUS+DISC』ではこれらに加え、「げっちゃ2」「きのこ名作実験場」と壁紙が追加収録されている。なお『PLUS+DISC』では、後にTYPE-MOONが有限会社ノーツのアダルトゲーム用ブランドとして商業化された後に発表される『Fate/stay night』と同じゲームエンジンが用いられている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
- 「幻視同盟」
- 瀬尾晶が初登場する話。未来視の能力を持つ瀬尾晶は、ある日道を歩いていた。その時突然、誰かが人を殺している未来を見てしまい、つい叫んでしまう。「人殺しなんかしちゃダメでしょうっっ!」と。この言葉から、瀬尾晶は「ある事件」へと巻き込まれているのであった。
- デモンストレーション
- 月姫を紹介するデモンストレーション。
- 「げっちゃ」
- 月姫のヒロイン達(+弓塚さつき)によるゲーム終了後の反省会。ここで各キャラのイメージソングが公表された。
- 「げっちゃ2」
- 『PLUS+DISC』で追加された話。月姫における弓塚さつきの設定資料お披露目、シオン・エルトナム・アトラシア、ワラキアの夜の設定資料が公開される。なお、ここで弓塚さつきが「フェイトが終わったら次は月姫の直しだって、知らない人が言ってたんだから!」の真意のほどは定かではない。
- 「きのこ名作実験場」
- 半月版(体験版)完成時に作られた、構想0分、製作60分のアナザーストーリー。
[編集] 収録物
- 空の境界
- テキストで第一話「俯瞰風景」~第四話「伽藍の洞」までが収録されている。
- 壁紙
- 『PLUS+DISC』では数多くの作家によって描かれた壁紙が収録。また、月箱のパッケージに使用されている絵も壁紙として収録されている。