月経カップ
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月経カップとは、ナプキン、タンポンに替わる生理用品である。英語ではMenstrual cup(メンストラルカップ)と呼ばれる。主にアメリカ、イギリスなどの英語圏で販売されている。鈴の形をしていて、タンポンと同じように膣の中に入れて使用する。天然ゴム(ラバー)、シリコンなどの素材で作られる。代表的なものにKeeper(天然ゴム)[1]、DivaCup(シリコン)、Mooncup(シリコン)[2]などがある。そのほとんどが再利用可能で10年以上使用できる。使い捨てのInsteadという月経カップに似た製品もある。
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[編集] 特徴
[編集] 良い点
- ケミカルナプキンやタンポンなどから発生するダイオキシンや他の有毒物質を体に取り入れる危険性がほぼない。
- 長期にわたって使用できるので資源の無駄を防ぐことができ、紙の大量使用による自然環境破壊を引き起こさない。
- 1個あたり日本円で3000円前後と単価は紙ナプキンなどと比べて高価である一方、長期使用することで結果的にかかる金額が少ない。
- 布ナプキンと違って、洗浄に時間がかからない。
- 経血が外気にほとんど触れないままカップにたまるため、漏れ及び経血につきものと思われている「匂い」がほとんど出ない。月経時のオーラルセックスも血や臭いを気にせずに出来る。
- カップ洗浄時に、自分の血液やおりものの量や状態を的確に判断する事が出来るので、健康管理に役立つ。
[編集] 悪い点
- 使用者によっては出し入れを困難に感じる。使うに従って慣れていくことも多い。
- 日本に限って言えば、他の生理用品に比べて格段に入手が難しい。
- 外出時に公共トイレなどで使用した場合、個室内に手洗いシンクが無いことが多いので、少し気を使う。
[編集] 歴史
1930年代にアメリカで存在が確認されている。ただしこのカップは堅かったため、あまり普及せず、戦後の50年代に柔らかい素材で新たに販売され売れるようになった。The Keeperは80年代、InsteadやMooncupは90年代になって出てきたもの。
[編集] 使用方法
月経カップは膣内に装着して使用する。血液を吸収するのではなく集めるので、タンポンのように膣内が乾くことはなく、膣の自浄作用を邪魔しない。
月経カップは膣の下の方に装着。少し高めの位置に移動することもあるが、子宮口にかぶせる様にデザインされているわけではない。
タンポンは子宮口のすぐとなりに装着されるのが望ましい。こうすることで十分な大きさに広がることが出来る。
[編集] 安全性
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