月読神社 (壱岐市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
月読神社 | |
---|---|
所在地 | 長崎県壱岐市芦辺町国分東触464 |
主祭神 | 月夜見尊 月弓尊 月読尊 |
社格等 | 式内社(名神大)・無格社 |
創建 | 不明 |
月読神社(つきよみじんじゃ)は、長崎県壱岐市芦辺町国分東触にある神社である。延喜式内社で名神大社である。
[編集] 歴史
日本書紀の顕宗記に顕宗天皇3年(西暦487年)阿閉臣事代が任那に使いに出された時壱岐で月読尊がよりついて宣託をしたので天皇に奏上して山城国葛野郡歌荒樔田の地に社を創建したとされる。現在は場所が変わっているがこれが京都市の月読神社とされ、当社はその元宮とされる。この記述を元に中央に神道が根付くきっかけを作ったとして、神道発祥の地を名乗っている。創建年代については、京都市の月読神社が西暦487年なので少なくともそれ以前とされている。
[編集] 概要
神功皇后が三韓征伐の際腹に当てて出産を遅らせたとされる石、月延石の内一つが奉納されているとされるが、現在所在が分からなくなっている。古来はかなりの社格を持った神社だとされているが、長い間忘れ去られていて今現在氏子など地元住民や島外の支持者によって、社殿などの整備が行われている最中である。社殿は木々に覆われていて、昼なお暗く月の神を祀る神社らしい風情がある。