朝尾直弘
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朝尾 直弘(あさお なおひろ、 1931年12月17日 - )は、日本の歴史学者。京都橘女子大学文学部客員教授。日本近世史の大家である。大阪府出身。
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[編集] 経歴
- 1954年 京都大学文学部史学科を卒業
- 1956年 同大学大学院文学研究科修士課程(国史学専攻)修了
- 1959年 同大学大学院文学研究科博士課程(国史学専攻)単位取得
- 1960年 京都大学研修員
- 1963年 堺市史続編編集主任
- 1968年 京都大学文学部助教授
- 1973年 歴史科学協議会代表委員
- 1980年 京都大学文学部教授
- 1981年 ハーバード大学日本研究所招聘学者として渡米
- 1983年 冷泉家時雨亭文庫研究員
- 1985年 社団法人部落問題研究所嘱託研究員
- 2002年 京都橘女子大学客員教授。
1994年、『日本の近世』編集で毎日出版文化賞特別賞受賞。1999年には紫綬褒章を受章した。
『朝尾直弘著作集』(全8巻、岩波書店)がある。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『近世封建社会の基礎構造 畿内における幕藩体制』(御茶の水書房、1978年)
- 『日本近世史の自立』 (校倉書房、1988年)
- 『将軍権力の創出』 (岩波書店、1994年)
- 『都市と近世社会を考える―信長・秀吉から綱吉の時代まで』 (朝日新聞社、1995年)
- 『朝尾直弘著作集』全8巻 (岩波書店,2003~4年)
[編集] 共著
- 『堺の歴史―都市自治の源流』 (角川書店、1999年)
- 『京都府の歴史』 (山川出版社、1999年)
[編集] 編著
- 『日本の近世』(中央公論社、1991~93年)
- 『岩波講座 日本通史』 (岩波書店、1993~95年)
- 『要説 日本歴史』 (東京創元社、2000年)
- 『京の鴨川と橋―その歴史と生活』 (思文閣出版、2001年)
- 『天下人の時代―16~17世紀の京都』 (平凡社、2003年)
- 『譜代大名井伊家の儀礼(彦根城博物館叢書5)』 (サンライズ出版、2004年)