木内鶴彦
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木内 鶴彦(きうち つるひこ、1954年- )は、長野県南佐久郡小海町出身の彗星捜索家である。2006年現在、佐久市在住。
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[編集] 人物
小学5年生の時に池谷・関彗星を見て以来、彗星に興味を持つ。学生時代には天文同好会に所属。卒業後も長野県臼田町(現佐久市)にて天体観測を続ける。臨死体験者としても有名。
2126年8月14日に地球に衝突する可能性があると予測され、世界中の天文台が探していたスウィフト・タットル彗星を再発見し、全世界から一躍注目をあびた。
木内の当時の彗星捜索のスタイルは、毎日、大型双眼鏡を八ヶ岳の山中にかつぎ上げ、眼視で観測することを特徴としている。
2005年現在、全国で講演会・観望会を行い、天文や環境問題を説いて回っている。特に光害と、そこから派生する自然環境破壊を強く訴える。
[編集] 略歴
- 1990年3月16日、チェルニス・木内・中村彗星(1990b)発見。
- 1990年7月16日、土屋・木内彗星(1990i)発見。
- 1991年1月7日、メトカーフ・ブリューイントン彗星発見。
- 1992年9月27日、スイフト・タットル彗星再発見。
- 1993年、国際天文学連合よりスイフト・タットル彗星再発見の業績を認められ小惑星に(5481)「木内」(Kiuchi) と命名される。
- 2001年 6月公開の映画 STEREO FUTURE (製作・配給=東北新社 監督:中野裕之)に出演
- 2004年 長野県北佐久郡望月町(現長野県佐久市)に、北八ヶ岳第一天文台を開設。
[編集] 著書
- 「宇宙(そら)の記憶」…1995年11月、竜鳳書房‐ISBN 4-947697-00-8
- 「生き方は星空が教えてくれる」…2003年4月、サンマーク出版‐ISBN 4-76-319477-1
[編集] 関連項目
- 木内 (小惑星)(木内鶴彦に因んで命名された。)