本宮山 (大分県)
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本宮山(ほんぐうさん)は、大分県大分市南部にある山。標高は608m。旧称を寒多山あるいは西寒多山という。
山頂には西寒多神社(ささむたじんじゃ)の奥の宮である本宮社がある。西寒多神社の社伝によれば、神功皇后が三韓征伐の帰途に行幸したことにより、この山が信仰の対象となり、278年(応神天皇9年)4月に武内宿禰が勅命により山頂に祠を建てたのが西寒多神社の起源である。1409年に大友親世が神社を山麓の寒田(そうだ)に遷宮して、山頂の社を奥の宮としたことにより、この山は本宮山と呼ばれるようになった。
山頂近くには巨石群があり、古代の祭祀の跡とも言われる。