札幌市教育文化会館
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札幌市教育文化会館(さっぽろしきょういくぶんかかいかん)は、北海道札幌市にある文化施設。英字でSapporo Education and Culture Hallと表記され、Kyobunと略される。札幌市内における芸術文化、教育活動を行う上で中心的な役割を果たす施設として、1977年に建設された。運営は財団法人札幌市芸術文化財団が行っている。所在地は北海道札幌市中央区北1条西13丁目。
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[編集] 概要
札幌市教育文化会館は、札幌市内で市民が教育・文化・芸術活動を行うことができるよう建物の建設が始まり、1977年7月に開館となった。施設の運営を行うのは、財団法人札幌市芸術文化財団の教育文化会館事業部。1980年10月には館内の大ホールが完成し、市民がよりスケールの大きな活動を行うことができるようになった。
市民が活動のため施設内の会議室やホールを借りる「貸館事業」や、各種映画の放映など財団が主催する「教育文化会館自主事業」を中心に事業を展開する。そのほか、「札幌市民芸術祭」を主催し、札幌市民の芸術活動を支援する。このイベントでは、札幌市民芸術祭や札幌市民芸術祭奨励賞を設け、音楽・書道・写真など各芸術分野で優れた功績を残した個人・団体に賞を贈る。
また、会館では会員として「教文ホールメイト」の募集を行っている。ホールメイト会員になると、会館の大ホールなどで行われる各イベントのチケット先行予約や主催事業の案内、会館の情報紙「教文ニュース」を受け取れる等、様々な特典がある。年会費は2000円で、10月以降に申し込みを行った場合は半年分で半額となる。
教育文化会館のレッドバイオレット色のシンボルマークは、1999年の会館のリニューアルオープンに際し決定されたものである。デザインは札幌市内の高等専門学校に通う学生によるものであり、教育(Education)・芸術(Art)・文化(Culture)の三つの言葉の頭文字を元にして作られた。