杉乃井ホテル
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杉乃井ホテル(すぎのいホテル)は、大分県別府市の別府八湯のひとつ観海寺温泉にある別府市で最大の大型リゾートホテルである。客室総数562室、収容宿泊客数2,434名。
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[編集] 歴史
- 1944年8月開業
- 新館(現HANA館)を1966年に、スギノイパレスを1967年に、本館を1971年に建設。団体旅行客をターゲットにしたことから、収容客数で別府一の巨大ホテルとなった。
- 別府温泉の地熱を利用して1980年に3,000kwの地熱発電所を建設し、電力の約半分を地熱でまかなっている。この地熱発電所は見学も可能である。
- 1990年代以降、団体旅行客の減少、施設の陳腐化などにより収益が悪化。2001年5月には137億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請するに至った。現在では、オリックス・リアルエステートが出資する株式会社杉乃井ホテルが所有し、加森観光グループの杉乃井リゾート株式会社が運営している。新たな経営体制のもとで老朽化した施設の更新が行われた。
- 2003年以降、大展望露天風呂「棚湯」、高齢者対応客室「Good Time Floor」、スパ施設「Spa the Ceada」などが新設されている。
- 2003年11月にオープンした「棚湯」は日本最大級の露天風呂で、高台にある地形を活かして棚田状に広がる露天風呂から別府湾を一望することができる。
- 2004年頃から韓国や台湾からの団体客誘致にも成功し始め、国際的な観光ビジネスモデルとして注目を浴びている。
[編集] 主要施設
- 本館 - 14階建て
- hana館 - 13階建て
- スギノイパレス - 棚湯、大劇場
- アクアビート - 全天候型レジャープール
- U-zone - ゲームコーナー
[編集] アクセス
- JR九州日豊本線別府駅 (大分県)より「スギノイパレス」行き路線バスで「スギノイパレス」停留所下車(約10分)
- 高速バス「ゆふいん号」(福岡・別府間)、「とよのくに号」(福岡・大分間)で「スギノイパレス」停留所下車
- 大分自動車道別府インターチェンジより車で約5分
[編集] 外部リンク
- 杉乃井ホテル - 公式サイト(日本語・英語・韓国語・中国語)