日豊本線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日豊本線(にっぽうほんせん)は、福岡県北九州市小倉北区の小倉駅から大分駅、延岡駅、宮崎駅を経由して、鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅までを結ぶ九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(幹線)である。このほか、小波瀬西工大前~苅田港間の貨物支線を持つ。小倉~行橋間が福岡近郊区間に含まれている。
九州の東岸に沿って北九州市・大分市・延岡市・宮崎市・鹿児島市など東九州の主要都市を結んでいる。 路線のほとんどは国道10号と併走しており、車窓から道路を見ることができる。
日豊本線の起点は小倉駅だが、1987年になって西小倉駅に鹿児島本線のホームが設けられたため、小倉~西小倉間が鹿児島本線との重複区間になっている。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄・路線距離(営業キロ):全長467.2km(支線含む)
- 軌間:1067mm
- 駅数:
- 旅客駅:111駅(起終点駅含む)
- 貨物駅:1駅(起終点駅含む、旅客併設駅除く)
- 複線区間:小倉~立石間、中山香~杵築間、日出~大分間
- 電化区間:全線(交流20,000V・60Hz)
- 閉塞方式:複線自動閉塞式(複線区間)、単線自動閉塞式(小波瀬西工大前~苅田港間を除く単線区間)、連査閉塞(小波瀬西工大前~苅田港間)
- 最高速度:
- 小倉~大分間 130km/h
- 大分~佐伯間 110km/h
- 佐伯~延岡間 85km/h
- 延岡~宮崎間 110km/h
- 宮崎~国分間 85km/h
- 国分~隼人間 90km/h
- 隼人~鹿児島間 100km/h
[編集] 運行形態
[編集] 地域輸送
概ね宇佐駅・佐伯駅・延岡駅・宮崎駅で運転系統が分かれている。
[編集] 小倉~宇佐
宇佐駅以北は門司港駅・小倉駅方面のほか本州に渡り山陽本線下関駅まで直通する列車もある。2005年(平成17年)9月30日までは新山口駅まで直通する列車もあったが、現在は下関駅までの運転となった。門司~下関間に交流・直流のデッドセクションがあるため、下関駅まで直通する列車は全て交直流両用の415系で運転される。日中時間帯はその多くが下関駅に直通するダイヤとなっており、415系電車の運転が大多数を占め、811系、813系電車での運転は少数である。なお、快速列車と朝・夕方以降の時間帯では415系電車が鹿児島本線の運用に入るため、門司港・小倉発の811系、813系電車の運転が多くなる。昼間時間帯は宇佐駅折り返し列車の間に中津駅折り返し列車と行橋駅または新田原駅折り返し列車が入るダイヤになっている(他の時間帯では柳ヶ浦駅や苅田駅折り返しもある)。小倉駅~中津駅間は日田彦山線の列車を除き、ワンマン運転対応の列車は運転されていない。朝夕のラッシュ時には6~8両編成で運転する列車もあり、中津駅以北では10~20分間隔で運転される。日中は小倉駅~行橋駅間で10~20分毎に1本運転され、行橋駅~中津駅間は20~30分、中津駅~宇佐駅間は60分に1本運転されている。
小倉~城野間は北九州の都市部を通り、城野~行橋間は北九州市近郊の住宅地であり、苅田駅付近で大規模工場地帯を望む。行橋以南になると住宅地は少なくなり新田原・築城・椎田・宇島駅周辺は市街地を形成している以外は田園地帯が広がるようになる。また豊前松江~宇島間は車窓から周防灘と豊前発電所周辺の工業団地を臨む。吉富~中津間で福岡・大分県境の山国川を渡り大分県中津市へと入る。中津市街地を過ぎると住宅地は少なくなり、広大な田園風景となる。この沿線の中津平野は大分県屈指の穀倉地帯となっている。宇佐を過ぎると立石峠に差しかかる。
[編集] 宇佐~佐伯
宇佐~杵築間と臼杵~佐伯間は本数が少なく、時間帯によっては2~3時間開くこともある。大分市近郊(日出・亀川~大分~幸崎間)では15分~30分程度に1本の運転。それ以外の区間(中山香・杵築~日出間、幸崎~臼杵間)では概ね1時間に1本程度の運転となる。この区間は415系電車やワンマン運転対応の815系電車の運転が多い。
宇佐~杵築間は立石峠、赤松峠を越える、沿線沿いは山間部であり、立石峠では立石トンネルを通る。日出以南は国道10号沿いに別府湾を臨み、大分市へと入る。
[編集] 佐伯~延岡
この区間は大分県と宮崎県の県境の山間部を通り沿線人口も少ないことから、普通列車の本数は極端に少なくなっている。2004年(平成16年)3月13日の改正では2往復を除いて全ての普通列車が重岡駅、市棚駅折り返しとなったため、重岡・市棚両駅の間にある宗太郎駅にはこの直通列車2往復しか停まらなくなった(このことから宗太郎駅は秘境駅と呼ばれることがある)。2005年(平成17年)10月1日の改正で佐伯~延岡間が3往復、市棚~延岡間1往復の運転となったが、全列車が朝と夕方の運転であり、直通列車は10時間以上間隔が空く(ちなみに佐伯~市棚間の普通列車3往復というのは、中国山地の超ローカル線として有名な木次線の出雲横田~備後落合間などと同じ本数である)。この区間では717系電車で運転されている。 なお、この区間は上岡駅と直見駅で「上岡直見」、重岡駅と宗太郎駅で「重岡宗太郎」と、隣同士の駅名を重ねると人名になる駅が多くあることで有名である。
[編集] 延岡~鹿児島
延岡~宮崎・宮崎空港間、宮崎~都城・西都城間はほぼ毎時1本程度運転がある。宮崎・鹿児島近郊の高鍋~田野間、国分~鹿児島中央間には区間運転がある。西都城~国分間は運転間隔の偏りがあり数時間ほど開く時間帯がある。日豊本線の全ての列車が鹿児島中央駅まで運転され、さらに一部の列車は鹿児島本線の川内駅まで運転される。また、竜ヶ水駅では普通列車の約半数が通過する。延岡~宮崎空港間には朝夕に通勤客向けに「さわやかライナー」・「ホームライナー」の運転がある。この区間ではワンマン運転対応の817系、717系、713系電車で主に運転される。また、国分~鹿児島中央間では朝夕415系電車も数本運転される。
延岡~宮崎間は宮崎空港駅乗り入れに際してポイント、軌道改良を含めた高速化も行っている。これは延岡と宮崎空港を結ぶ旭化成のチャーター機が、1990年(平成2年)9月27日に機長を含めて乗員10人全員が死亡する墜落事故を起こしたことから、宮崎県と旭化成が出資して延岡と宮崎空港を直結することが求められたためである。
ワンマン運転の普通列車(2両編成)の乗車方法であるが、2006年(平成18年)3月17日まで無人駅および有人駅での営業時間外の停車時に関しては、前の車両のドアのみ開き(中扉は開かず・後ろ乗り前降り)、乗車時には整理券をとる必要があったが、2006年3月18日のダイヤ改正後より、国分~鹿児島中央間では列車のホーム側の全てのドアから乗り降りできるようになった。ただし、この区間内である竜ヶ水駅では券売機が設置されていないため乗車方法が異なる。
[編集] 優等列車
かつては小倉~鹿児島間の全区間を通る列車も設定されていたが、現在は概ね大分駅・宮崎駅または南宮崎駅を境に運転系統が分割されている。
昼行列車として、特急「ソニック」が佐伯駅以北に運転されるほか、南宮崎駅以北に特急「にちりん」・「にちりんシーガイア」が運転されている。「ソニック」・「にちりんシーガイア」は博多駅発着である。一部の「にちりん」と「にちりんシーガイア」は宮崎空港駅まで直通している。
別府~大分間には久大本線・豊肥本線直通の特急も走る。また、宮崎と延岡・鹿児島を結ぶ都市間連絡特急として特急「ひゅうが」、特急「きりしま」が運転されている。「きりしま」は2004年(平成16年)3月改正で霧島神宮・国分発着列車が増発され、九州新幹線に接続して観光客輸送を行うほか、鹿児島地区のホームライナーとしての役割も担っている。
日豊本線を走る昼行特急列車は以下のとおり。途中駅発着列車は一部省略した。
- ソニック
- (博多~鹿児島本線直通)~小倉~大分・佐伯
- にちりん
- 小倉~南宮崎~((一部)宮崎空港)
- にちりんシーガイア
- (博多~鹿児島本線直通)~小倉~南宮崎~(宮崎空港)
- ゆふ・ゆふDX・ゆふいんの森
- 別府~大分~(久大本線方面直通)
- 九州横断特急
- 別府~大分~(豊肥本線方面直通)
- ひゅうが
- 延岡~南宮崎~(宮崎空港)
- きりしま
- 宮崎・霧島神宮・国分~鹿児島~(鹿児島中央)
夜行列車としては本州直通の寝台特急「富士」のほか、博多~宮崎空港間の特急「ドリームにちりん」が運転されている。
日豊本線を走る夜行特急列車は以下のとおり。
[編集] 貨物列車
(北九州貨物ターミナル駅)~小倉駅~南延岡駅間で貨物列車が運行されている。
コンテナ車で編成された高速貨物列車が、北九州貨物ターミナル駅~延岡駅間に1往復、~南延岡駅間に1往復運行されている。タンク車等を連結可能な専用貨物列車も、北九州貨物ターミナル駅~南延岡駅間に1往復運行されている。牽引機関車は、ED76形電気機関車。
線内の貨物列車の発着駅は、西大分駅、延岡駅、南延岡駅。なお、貨物支線の小波瀬西工大前駅~苅田港駅間では現在貨物列車は運行されていない。
[編集] 歴史
[編集] 概略
小倉~重岡間は、九州鉄道および豊州鉄道の手で開業した小倉~行橋~長洲(現在の柳ヶ浦)間を国有化後に延伸したものである。
一方、重岡駅以南は、吉松駅から宮崎線として順次延伸されたもので、うち宮崎~佐土原間は宮崎県営鉄道を買収して編入したものである。1923年に重岡駅まで開通し小倉~宮崎~吉松間が日豊本線となった。
国分(現在の隼人)~鹿児島間は官営の鹿児島線として開業したもので、1932年に都城~隼人間が開通して、現在のルートである小倉~都城~隼人~鹿児島間が日豊本線となり、吉松~都城間は吉都線となった。
[編集] 年表
[編集] 小倉~重岡
[編集] 九州鉄道・豊州鉄道→豊州本線
- 1895年(明治28年)4月1日 【開業】九州鉄道 小倉~行事 【駅新設】城野、刈田、行事
- 1897年(明治30年)9月25日 【延伸開業】豊州鉄道 行橋~長洲 【駅新設】新田原、椎田、松江、宇ノ島、中津、今津、四日市、長洲
- 1898年(明治31年)?月?日 【駅名改称】長洲→宇佐(初代)
- 1901年(明治34年)5月25日 【駅新設】大貞
- 9月3日 【合併】九州鉄道←豊州鉄道
- 1904年(明治37年)2月12日 【聯絡所新設】北篠崎、紫川、南篠崎
- 1907年(明治40年)7月1日 【買収・国有化】官設鉄道←九州鉄道
- 11月1日 【駅名改称】宇ノ島→宇島、刈田→苅田
- 1909年(明治42年)10月12日 【国有鉄道線路名称制定】豊州本線 小倉~柳ヶ浦
- 1910年(明治43年)12月15日 【延伸開業】宇佐~中山香 【駅新設】立石、中山香
- 1911年(明治44年)3月22日 【延伸開業】中山香~日出 【駅新設】杵築、日出
- 1912年(明治45年) 【聯絡所廃止】紫川
- 1914年(大正3年)4月1日 【延伸開業】大分~幸崎 【駅新設】下郡(聯絡所)、高城、鶴崎、坂ノ市、幸崎
- 1915年(大正4年)8月15日 【延伸開業】幸崎~臼杵 【駅新設】下ノ江、臼杵
- 1916年(大正5年)6月21日 【聯絡所廃止】南篠崎
- 10月25日 【延伸開業】臼杵~佐伯 【駅新設】津久見、日代、浅海井、佐伯
- 1917年(大正6年)7月18日 【駅新設】上臼杵
- 1918年(大正7年)10月16日 【駅呼称変更】苅田(かんだ→かりた)
- 1919年(大正8年)9月1日 【駅名改称】四日市→豊前善光寺
- 1920年(大正9年)8月15日 【駅新設】熊崎
- 11月20日 【延伸開業】佐伯~神原 【駅新設】上岡、直見、神原
- 1922年(大正11年)3月26日 【延伸開業】神原~重岡 【駅新設】重岡
- 1923年(大正12年)3月16日 【仮信号場新設】今川(初代)
- 1924年(大正13年)7月23日 【仮信号場新設】今川(2代、廃止年月日不詳)
- 11月25日 【駅新設】大在
- 1926年(大正15年)9月1日 【信号場新設】西屋敷
[編集] 重岡~都城
[編集] 宮崎線
- 1913年(大正2年)10月8日 【開業】宮崎線 谷頭~都城(現在の吉都線が全通) 【駅新設】都城
- 1914年(大正3年)2月11日 【延伸開業】都城~三股 【駅新設】三股
- 8月15日 【延伸開業】三股~山之口 【駅新設】山之口
- 1915年(大正4年)3月20日 【延伸開業】清武~宮崎 【駅新設】大淀
- 1916年(大正5年)3月21日 【延伸開業】山之口~青井岳 【駅新設】青井岳
[編集] 宮崎県営鉄道妻線
- 1913年(大正2年)12月15日 【開業】宮崎県営鉄道妻線 宮崎~福島町 【駅新設】広瀬(初代)、次郎ヶ別府、蓮ヶ池(初代)、花ヶ島
- 1914年(大正3年)4月26日 【延伸開業】宮崎県営鉄道妻線 福島町~佐土原(初代・後の西佐土原)
- 1917年(大正6年)9月21日 【買収・編入】宮崎県営鉄道妻線→宮崎本線 吉松~宮崎~広瀬 【駅廃止】蓮ヶ池(初代)
[編集] 宮崎本線
- 1920年(大正9年)9月11日 【延伸開業】広瀬~高鍋 【駅新設】高鍋、三納代、広瀬(2代)
- 1921年(大正10年)6月11日 【延伸開業】高鍋~美々津 【駅新設】美々津、都農、川南
- 1922年(大正11年)2月11日 【延伸開業】富高~南延岡 【駅新設】南延岡、土々呂、門川
- 1923年(大正12年)7月1日 【延伸開業】日向長井~市棚 【駅新設】市棚
- 12月15日 【延伸開業】市棚~重岡 【路線統合】豊州本線+宮崎本線→日豊本線 小倉~吉松 【信号場新設】宗太郎
[編集] 都城~鹿児島
[編集] 志布志線
- 1923年(大正12年)1月14日 【開業】志布志線 都城~西都城(~末吉) 【駅新設】西都城
[編集] 国都東線
- 1929年(昭和4年)4月28日 【開業】国都東線 西都城~財部 【駅新設】五十市、財部
- 1931年(昭和6年)11月1日 【延伸開業】財部~大隅大川原 【駅新設】北俣、大隅大川原
- 1932年(昭和7年)12月6日 【延伸開業】大隅大川原~霧島神宮 【駅新設】北永野田 【編入】→日豊本線
[編集] 国都西線
[編集] 鹿児島線→肥薩線
- 1901年(明治34年)6月10日 【開業】鹿児島線 国分(現在の隼人)~鹿児島 【駅新設】鹿児島、重富、加治木、国分(初代)
- 1908年(明治41年)7月28日 【仮乗降場新設】心岳寺
- 1909年(明治42年)11月21日 【編入】鹿児島線→鹿児島本線(門司(現在の門司港)~人吉~鹿児島間全通に伴い、人吉本線に編入し改称))
- 1915年(大正4年)8月7日 【駅新設】竜ヶ水
- 1926年(大正15年)4月1日 【駅新設】帖佐
- 1927年(昭和2年)10月17日 【路線分離】鹿児島本線→肥薩線 八代~吉松~鹿児島(川内経由のルート全通により)
- 1929年(昭和4年)9月1日 【駅名改称】国分(初代)→西国分
- 1930年(昭和5年)9月15日 【駅名改称】西国分→隼人
[編集] 全通後
- 1932年(昭和7年)12月6日 【線路名称制定】日豊本線 小倉~都城~隼人~鹿児島
- 1933年(昭和8年)6月19日 【駅新設】築城
- 1934年(昭和9年)4月15日 【駅名改称】浜脇→東別府
- 1935年(昭和10年)10月1日 【駅名改称】次郎ヶ別府→日向住吉
- 1940年(昭和15年)8月1日 【駅名改称】頭成→豊後豊岡
- 1941年(昭和16年)8月20日 【信号場新設】南小倉
- 1942年(昭和17年)4月1日 【駅名改称】大淀→南宮崎
- 1944年(昭和19年)5月28日 【信号場新設】小波瀬
- 1945年(昭和20年)5月1日 【駅名改称】曽根→下曽根、松江→豊前松江 【駅名改称】苅田港→苅田港事務所(手続上は廃止新設)
- 1947年(昭和22年)?月?日 【仮乗降場新設】佐志生
- 3月1日 【信号場→駅】西屋敷、宗太郎
- 1948年(昭和23年)10月15日 【信号場→駅】小波瀬
- 1949年(昭和24年)5月1日 【駅新設】北川
- 6月1日 【貨物支線起点変更】行橋~苅田港間貨物支線の起点を小波瀬に変更 【駅名改称】苅田港事務所→苅田港(手続上は廃止新設)
- 1950年(昭和25年)1月10日 【仮乗降場→駅】佐志生
- 1952年(昭和27年)5月1日 【信号場新設】葛原、朽網
- 1953年(昭和28年)2月11日 【駅新設】北延岡
- 1954年(昭和29年)8月?日 【仮乗降場新設】土々呂海水浴場(廃止時期不詳(1954年(昭和29年)中))
- 11月10日 【駅名改称】花ヶ島→宮崎神宮
- 1955年(昭和30年)12月1日 【貨物支線開業】 西大分~大分港
- 1956年(昭和31年)2月11日 【駅新設】三毛門
- 1958年(昭和33年)2月15日 【複線化】小倉~南小倉
- 6月5日 【複線化】南小倉~城野
- 1959年(昭和34年)4月15日 【駅新設】狩生
- 7月20日 【仮乗降場新設】加草(廃止時期不詳)
- 10月1日 【駅呼称変更】苅田(かりた→かんだ)
- 1961年(昭和36年)3月20日 【駅名改称】神原→直川、三納代→日向新富
- 10月1日 【信号場新設】大川司
- 1962年(昭和37年)10月1日 【信号場新設】川原木
- 1963年(昭和38年)5月25日 【駅名改称】富高→日向市、岩脇→南日向
- 9月20日 【複線化】葛原(信号場)~朽網
- 1965年(昭和40年)3月29日 【複線化】城野~葛原(信号場)
- 1966年(昭和41年)7月20日 【複線化】宇佐~西屋敷
- 1967年(昭和42年)7月20日 【複線化】椎田~豊前松江
- 1969年(昭和44年)8月26日 【複線化】豊前松江~宇島
- 1970年(昭和45年)6月25日 【複線化】三毛門~小倉起点49.94km
- 1972年(昭和47年)2月1日 細島線の旅客営業廃止に伴い、同線を日豊本線貨物支線として編入。
- 3月15日 【駅名改称】三股→東都城
- 1973年(昭和48年)11月14日 【信号場新設】自見川 【複線化】自見川(信号場)~東中津
- 1974年(昭和49年)3月13日 【電化】幸崎~南宮崎
- 12月14日 【駅新設】西小倉
- 1976年(昭和51年)9月29日 【複線化】東中津~今津
- 1977年(昭和52年)6月1日 【信号場廃止】自見川 【複線化】小倉起点49.94km~自見川(信号場)
- 10月19日 【複線化】中山香~大川司(信号場)
- 1978年(昭和53年)9月21日 【複線化】大川司(信号場)~杵築
- 9月23日 【信号場廃止】大川司
- 1979年(昭和54年)9月25日 【電化】南宮崎~鹿児島(全線電化完成)
- 1980年(昭和55年)7月9日 【複線化】豊後豊岡~亀川
- 1982年(昭和57年)9月17日 【複線化】天津~豊前善光寺
- 10月1日 【複線化】今津~天津
- 10月21日 【複線化】豊前善光寺~柳ヶ浦
- 1983年(昭和58年)12月8日 【複線化】柳ヶ浦~豊前長洲
- 1984年(昭和59年)2月1日 【貨物支線廃止】西大分~大分港
- 1986年(昭和61年)3月3日 【駅新設】錦江 【駅名改称】東都城→三股
- 12月1日 【臨時乗降場新設】蓮ヶ池(2代)
- 1987年(昭和62年)2月22日 【駅新設】牧
- 3月9日 【駅新設】暘谷、別府大学 【臨時乗降場新設】安部山公園 【複線化】日出~豊後豊岡
- 1987年(昭和62年)4月1日 【承継】九州旅客鉄道(第1種・小倉~大分~鹿児島) 日本貨物鉄道(第1種・小波瀬~苅田港、日向市~細島、第2種・小倉~日向市)【貨物営業廃止】日向市~鹿児島 【臨時乗降場→駅】安部山公園、蓮ヶ池
- 1988年(昭和63年)3月13日 【駅新設】南行橋、旭ヶ丘、姶良
- 1989年(平成元年)3月11日 【駅新設】財光寺、加納
- 12月1日 【貨物支線休止】 日向市~細島
- 1991年(平成3年)7月31日 【第二種鉄道事業開業】日向市~佐土原(日本貨物鉄道)
- 1992年(平成4年)10月1日 【駅名改称】小波瀬→小波瀬西工大前
- 1993年(平成5年)12月1日 【貨物支線廃止】 日向市~細島
- 1995年(平成7年)4月20日 【駅新設】吉富
- 1999年(平成11年)10月14日 【ワンマン運転開始】柳ヶ浦~佐伯
- 2003年(平成15年)3月15日 【ワンマン運転開始】国分~鹿児島
- 2003年(平成15年)10月1日 【ワンマン運転開始】延岡~国分
- 2006年(平成18年)3月18日 柳ヶ浦~佐伯、国分~鹿児島間のワンマン列車が車内収受式から駅収受式に変更
[編集] 駅一覧
- ●:停車、▲:日田彦山線直通快速は通過、|:通過
- ライナー:さわやかライナー・ホームライナー
- 普通列車:各駅に停車するため省略。但し竜ヶ水駅には一部のみ停車。
- 下りの快速は中津までの運転。
駅名 | 営業キロ | 快速 | ライナー | 接続路線・備考 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
小倉駅 | 0.0 | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線 九州旅客鉄道:鹿児島本線 北九州高速鉄道:小倉線 |
福岡県 | 北九州市小倉北区 | ||
西小倉駅 | 0.8 | ● | 九州旅客鉄道:鹿児島本線 | ||||
南小倉駅 | 3.5 | ▲ | |||||
城野駅 | 6.1 | ● | 九州旅客鉄道:日田彦山線 | 北九州市小倉南区 | |||
安部山公園駅 | 8.4 | | | |||||
下曽根駅 | 11.6 | | | |||||
朽網駅 | 15.0 | | | |||||
苅田駅 | 18.6 | | | 京都郡苅田町 | ||||
小波瀬西工大前駅 | 22.2 | | | 日本貨物鉄道:日豊本線苅田港線 | ||||
行橋駅 | 25.0 | ● | 平成筑豊鉄道:田川線 | 行橋市 | |||
南行橋駅 | 26.8 | | | |||||
新田原駅 | 30.2 | | | |||||
築城駅 | 33.9 | ● | 築上郡築上町 | ||||
椎田駅 | 36.9 | ● | |||||
豊前松江駅 | 41.8 | | | 豊前市 | ||||
宇島駅 | 45.2 | ● | |||||
三毛門駅 | 48.0 | | | |||||
吉富駅 | 50.0 | | | 築上郡吉富町 | ||||
中津駅 | 51.8 | ● | 大分県 | 中津市 | |||
東中津駅 | 56.7 | ● | |||||
今津駅 | 60.1 | ● | |||||
天津駅 | 62.5 | ● | 宇佐市 | ||||
豊前善光寺駅 | 65.5 | ● | |||||
柳ヶ浦駅 | 69.1 | ● | |||||
豊前長洲駅 | 71.0 | ||||||
宇佐駅 | 75.8 | ||||||
西屋敷駅 | 79.4 | ||||||
立石駅 | 85.2 | 杵築市 | |||||
中山香駅 | 90.4 | ||||||
杵築駅 | 99.2 | ||||||
大神駅 | 103.3 | 速見郡日出町 | |||||
日出駅 | 107.2 | ||||||
暘谷駅 | 108.4 | ||||||
豊後豊岡駅 | 111.3 | ||||||
亀川駅 | 114.9 | 別府市 | |||||
別府大学駅 | 117.0 | ||||||
別府駅 | 120.8 | ||||||
東別府駅 | 122.8 | ||||||
西大分駅 | 130.4 | 大分市 | |||||
大分駅 | 132.9 | 九州旅客鉄道:久大本線(ゆふ高原線)・豊肥本線(阿蘇高原線) | |||||
牧駅 | 136.2 | ||||||
高城駅 | 138.0 | ||||||
鶴崎駅 | 141.0 | ||||||
大在駅 | 144.3 | ||||||
坂ノ市駅 | 147.4 | ||||||
幸崎駅 | 151.8 | ||||||
佐志生駅 | 159.0 | 臼杵市 | |||||
下ノ江駅 | 161.0 | ||||||
熊崎駅 | 164.7 | ||||||
上臼杵駅 | 167.6 | ||||||
臼杵駅 | 169.2 | ||||||
徳浦信号場 | (174.4) | 津久見市 | |||||
津久見駅 | 178.9 | ||||||
日代駅 | 184.4 | ||||||
浅海井駅 | 188.2 | 佐伯市 | |||||
狩生駅 | 192.0 | ||||||
海崎駅 | 194.8 | ||||||
佐伯駅 | 197.8 | ||||||
上岡駅 | 202.4 | ||||||
直見駅 | 208.8 | ||||||
直川駅 | 213.6 | ||||||
川原木信号場 | (217.5) | ||||||
重岡駅 | 224.2 | ||||||
宗太郎駅 | 231.0 | ||||||
市棚駅 | 238.5 | 宮崎県 | 延岡市 | ||||
北川駅 | 243.2 | ||||||
日向長井駅 | 246.7 | ||||||
北延岡駅 | 251.3 | ||||||
延岡駅 | 256.2 | ● | 高千穂鉄道:高千穂線(運休中) | ||||
南延岡駅 | 259.6 | ● | |||||
旭ヶ丘駅 | 263.1 | | | |||||
土々呂駅 | 265.7 | | | |||||
門川駅 | 270.0 | ● | 東臼杵郡門川町 | ||||
日向市駅 | 276.6 | ● | 日向市 | ||||
財光寺駅 | 278.9 | | | |||||
南日向駅 | 283.1 | | | |||||
美々津駅 | 289.7 | | | |||||
東都農駅 | 294.1 | | | 児湯郡都農町 | ||||
都農駅 | 298.7 | ● | |||||
川南駅 | 305.6 | | | 児湯郡川南町 | ||||
高鍋駅 | 313.6 | ● | 児湯郡高鍋町 | ||||
日向新富駅 | 320.0 | | | 児湯郡新富町 | ||||
佐土原駅 | 326.7 | ● | 宮崎市 | ||||
日向住吉駅 | 330.9 | ● | |||||
蓮ヶ池駅 | 334.7 | | | |||||
宮崎神宮駅 | 337.4 | | | |||||
宮崎駅 | 339.9 | ● | ● | ||||
南宮崎駅 | 342.5 | ● | ● | 九州旅客鉄道:日南線 | |||
加納駅 | 345.1 | 宮崎空港線宮崎空港駅まで直通 | | | 宮崎郡清武町 | |||
清武駅 | 347.8 | ● | |||||
日向沓掛駅 | 352.5 | ● | |||||
田野駅 | 358.0 | ● | 宮崎市 | ||||
門石信号場 | (363.6) | | | |||||
青井岳駅 | 369.3 | | | 都城市 | ||||
楠ヶ丘信号場 | (374.7) | | | |||||
山之口駅 | 379.1 | ● | |||||
餅原駅 | 382.0 | ● | 北諸県郡三股町 | ||||
三股駅 | 385.6 | ● | |||||
都城駅 | 389.9 | ● | 九州旅客鉄道:吉都線(えびの高原線) | 都城市 | |||
西都城駅 | 392.4 | ● | |||||
五十市駅 | 395.2 | ||||||
財部駅 | 399.4 | 鹿児島県 | 曽於市 | ||||
北俣駅 | 403.0 | ||||||
大隅大川原駅 | 408.1 | ||||||
北永野田駅 | 413.4 | 霧島市 | |||||
霧島神宮駅 | 419.4 | ||||||
南霧島信号場 | (423.9) | ||||||
国分駅 | 432.1 | ||||||
隼人駅 | 434.7 | 九州旅客鉄道:肥薩線 | |||||
加治木駅 | 441.6 | 姶良郡加治木町 | |||||
錦江駅 | 443.3 | ||||||
帖佐駅 | 445.5 | 姶良郡姶良町 | |||||
姶良駅 | 447.1 | ||||||
重富駅 | 448.7 | ||||||
竜ヶ水駅 | 455.7 | 普通列車も一部通過 | 鹿児島市 | ||||
鹿児島駅 | 462.6 | 九州旅客鉄道:鹿児島本線、 鹿児島市交通局:鹿児島市電第一期線(鹿児島駅前電停) |
[編集] 貨物支線
小波瀬西工大前 - (貨)苅田港駅
[編集] 過去の接続路線
- 小倉駅:西鉄北九州線(小倉駅前電停) - 1992年10月25日廃止
- 北篠崎信号所(現・南小倉駅付近):小倉裏線(小倉南線) - 1911年10月1日廃止
- 柴川信号所:小倉裏線(小倉南線) - 1911年10月1日廃止
- 南篠崎信号所:小倉裏線(小倉南線)- 1916年6月21日廃止
- 城野駅:西鉄北方線(城野駅前電停) - 1980年11月1日廃止
- 宇島駅:宇島鉄道線 - 1936年8月1日廃止
- 中津駅:大分交通耶馬渓線 - 1975年10月1日廃止
- 豊前善光寺駅:大分交通豊州線 - 1952年度休止。1953年9月30日廃止
- 宇佐駅:大分交通宇佐参宮線 - 1965年8月21日廃止
- 杵築駅:大分交通国東線 - 1966年4月1日廃止
- 亀川駅:大分交通別大線(亀川駅前電停) - 1972年4月5日廃止
- 別府駅:大分交通別大線別府駅前支線(別府駅前電停) - 1956年10月19日廃止
- 東別府駅:大分交通別大線(東別府駅前電停) - 1972年4月5日廃止
- 西大分駅:大分交通別大線(西大分電停) - 1972年4月5日廃止
- 大分駅:大分交通別大線(大分駅前電停) - 1972年4月5日廃止
- 幸崎駅:日本鉱業佐賀関鉄道(日鉱幸崎駅) - 1963年5月15日廃止
- 日向市駅:細島線 - 1972年2月1日旅客営業廃止(日豊本線貨物支線に編入。1993年12月1日廃止)
- 佐土原駅:妻線 - 1984年12月1日廃止
- 南宮崎駅:宮崎交通線 - 1962年7月1日廃止
- 西都城駅:志布志線 - 1987年3月28日廃止
- 国分駅:大隅線 - 1987年3月14日廃止