東京行進曲
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『東京行進曲』(とうきょうこうしんきょく)は、日本の映画作品、またはその映画の主題歌。1929年の無声映画で監督は溝口健二。
[編集] 主題歌・東京行進曲
- モボ・モガが行き交う昭和初期の開放的な銀座の風俗が唄われている。
- 歌の第一番で「ダンサーの涙雨」となっているところは初め「彼女の涙雨」だったが、中山の注文により書き直された。
- 四番の「いっそ小田急(おだきゅ)で逃げましょか」という歌詞から「小田急(おだきゅ)る」という言葉が当時流行った。その時、小田急の重役がレコード会社に「『東京行進曲』の製作責任者を出せ!」と怒鳴り込んできた事は言うまでもない。当時小田急はまだ通称で、「小田原急行鉄道」が正式名称だったため、社名を略称されたばかりか「駆け落ち電車」とは何事だ、ということである。
しかし1941年に社名が小田急電鉄に改称されると、「会社の宣伝になった」ということで、西条八十は小田急電鉄から「永久全線無料パス」を支給されたとか。
- シングルレコードは25万枚を売り上げた。シングルのB面曲は『紅屋の娘』。
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