東京都立六本木高等学校
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東京都立六本木高等学校(とうきょうとりつろっぽんぎこうとうがっこう)は、東京都港区にある都立高等学校である。
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[編集] 概要
[編集] 城南高等学校および旧制府立22中学校
- 旧制の東京府立第22中学校を前身とする。
- 都立城南高等学校時代は進学校として名を馳せ、昭和40年代まで東京大学、慶應大学医学部などへの進学者が多数見受けられた[1]。その後の学校群制度制定以降から進学面でも次第にレベルダウンし、東京大学への進学者は見られなくなったが、昭和50年代前半までは毎年コンスタントに、早慶や国立大学、私立医学部などへの進学者は出していた。以後、都立ナンバースクールの中でも特に進学実績や校風の面での停滞をみたことは否めない。(卒業生の中から、有名大学へ進学する者は若干認められた)
- 生徒会自治活動においては、一般構成員を希望者の入部でまかなう「執行委員会(学友会執行部)」が他校の生徒会と同格となり、委員長・副委員長のみ半期ごとの校内選挙で選抜。大半は半期で、代替わりした。
- 民主的な生徒自治構造として、執行委員会=内閣、中央委員会=議会、各委員会=行政、という分立構造を採っていた。
- 1970年代の学生運動の時期に学校当局との交渉により制服の一時的な廃止はあったが、制服は少なくとも80年代~閉校までは存在していた。男女とも紺のブレザー上下に学年毎色違いのネクタイorリボンタイ(冬服)、グレーのズボンorスカート(夏服)。
- 1990年代初頭に生徒会活動が盛んになり、第一学区の高校生徒会の集合体である第一学区生徒会集会の幹部を輩出していた。
- 学区制では東京都立第一学区11グループに所属(グループ合同選抜制度参照)。
11G 日比谷・九段・三田・一橋・城南、12G 小山台・田園調布・大崎・羽田・大森・大森東・八潮・蒲田
- 市井由理の年代まで、女生徒の体操着はブルマであった。
- 夏季合宿・部活合宿で利用される校外施設は、長野県の入笠山寮。
- 定期校外実習は、1年次に入笠林間学校、2年次に修学旅行、3年次は卒業遠足が定番であった。
- 校舎が坂に面しており、坂道からは城壁のように石垣が組まれており、攻めるに難しく守るに易い都心の要塞のような構造である。
[編集] 参考資料
- ^ 『同窓会名簿』東京都立城南高等学校同窓会編
[編集] 沿革
[編集] 教育課程
- 定時制課程
- 総合学科
- 芸術・カルチャー系列
- 情報・マネジメント系列
- 保育・ケアサービス系列
- 総合学科
[編集] 最寄駅
[編集] 著名な卒業生
- 松平康隆 - ミュンヘンオリンピック元男子バレーボール日本代表監督 / バレーボール殿堂(旧城南高校卒)
- 吉田喜重 - 映画監督(福井中学から転校 / 旧城南高校卒)
- 大平透 - 俳優、声優(「スーパーマン」のクリストファー・リーブ)(旧城南高校卒)
- 藤田弓子 - 女優(旧城南高校卒)
- 澤雄二 - 参議院議員(旧城南高校卒)
- 市井由理(ユリ) - 元東京パフォーマンスドールメンバー、EAST END×YURIボーカル(旧城南高校卒)
- 鈴木祥子 - シンガーソングライター(旧城南高校卒)
- 浅野温子 - 女優(旧城南高校)(東京都立代々木高等学校へ転校)
- 島田歌穂-歌手、大阪芸術大学舞台芸術学科助教授。(旧城南高校)(堀越高校に転校)