東伊豆道路
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東伊豆道路(ひがしいずどうろ)は、静岡県伊東市と下田市の間にかつて存在した一般有料道路。日本道路公団により建設・運営されていた。現在は無料開放され全線国道135号として供用。
[編集] 概要
国道135号のうち伊東市玖須美元和田付近から東伊豆町奈良本付近にかけては山間部を通る狭い道しかなかったため、この区間をバイパスする新道として建設された。基本的に伊豆急行線に平行しているが、鉄道線がこの区間を長大トンネルで抜けるのに対し、伊東市八幡野以南では多くの部分で海岸線を経由する。そのため景色がいい反面、国道となった現在であっても波浪や降雨による通行止めが頻繁に発生する。伊東市吉田の一碧湖入口交差点付近などに、かつての料金所の跡地が存在する。なお現在でも旧道は通行可能であり、夏の渋滞時には抜け道としてよく用いられる。
無料化された現在でも、この道路のことを「東伊豆道路」と呼ぶ場合がある。
[編集] 区間
以下の4つの区間に分けて建設・運営されていた。
- 伊東区間:伊東市玖須美元和田~伊東市八幡野(11.3km)
- 1956年7月開通、1972年4月1日無料化
- 熱川区間:伊東市八幡野~東伊豆町片瀬(9.5km)
- 1962年8月開通、1982年4月1日無料化
- 稲取区間:東伊豆町片瀬~河津町(13km)
- 1967年4月開通、1982年4月1日無料化
- 下田区間:河津町~下田市(14.5km)
- 1957年12月開通、1982年4月1日無料化
[編集] 関連項目
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