松本車体製作所
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松本車体製作所（まつもとしゃたいせいさくしょ）は、かつて熊本県に本拠を置いていた、バス車体を製造するメーカー（コーチビルダー）である。通称「松本車体」。
目次 |
[編集] 概説
1924年創立。
戦後からバス車体の製作に携わった。1960年代に川崎航空機との関係を強化、川崎製と同様の車体をライセンス生産し、トヨタやいすゞのボンネットバスや中型バスのシャーシに架装していた。フロントガラスへの曲面ガラスの採用は、富士重工や川崎航空機よりも早かった。
1979年に廃業。
[編集] 主な納入先
- 九州産業交通（現：九州産交バス）…1990年代前半まで、松本車体のバス（1978年式のいすゞBA05N）が産交観光バス阿蘇営業所に配置されていた。
- 熊本市交通局
- 熊本バス
[編集] 保存車
現在、稼動状態にある松本車体製のバスは、いずれもボンネットバスである。
- 熊本県球磨郡山江村では、九州産業交通で1978年まで使用していたボンネットバスのうち1台（1964年式いすゞBXD30）を無償で譲り受けた。静態保存であったが、1992年に地域有志で動態保存へ動き出し、1993年には車検を通過、正式に登録番号を取得した。カラーリングは九州産業交通の旧塗色のまま。「マロン号」と名づけられ、イベント時に登場させている。2005年には産業考古学会推薦産業遺産にも指定された。
- 九州産業交通で使用されていたボンネットバスのうち1台（1963年式いすゞBXD30）が宮城県の介護老人福祉施設で動態保存されており、高齢者の回想療法に使用されている。2005年10月30日に開催された塩釜ガス展では試乗会も行なわれた模様。
[編集] 参考文献・外部リンク
- バスラマ・インターナショナル13号 ユーザー訪問・九州産業交通
- 山江村（ボンネットバス「マロン号」のコーナーもある）
- BJ41-Vの部屋（「利府町のいすずBXD30」にて松本車体のいすゞBXD30の画像が掲載されている）
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