松浦鉄道MR-600系気動車
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MR-600系気動車(えむあーる600けいきどうしゃ)は、松浦鉄道が保有する鉄道車両である。2007年(平成19年)3月18日に営業運転を開始した。愛称は「肥前 WEST LINER」(肥前ウエストライナー)。
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[編集] 概要
松浦鉄道開業当初から使用され、老朽化が進んでいるMR-100、200、300系の置換え用として長崎県や佐賀県の沿線自治体や国の支援を受け導入した車両である。1両あたり約1億円。MR-400、500系を除き、21両をこの600系に置き換える予定。2006年度は4両が導入された。
[編集] 車体
[編集] 車体
車体は真岡鐵道モオカ14形気動車の2次車と同型で、日本車輌製造で製造されている。全長18m、車体幅2.8m、車体高さ3.87m(冷房ユニット含む)の普通鋼製で、定員は125名である。
前面に貫通扉、側面前後2扉でスライド式である。
塗装はライトグレーをベースに、前面の前照灯とLED方向幕部分、貫通扉以外の窓下、側面の窓周りにブラックの帯が巻かれている。側面のブラックの帯の下に西海の海をイメージしたブルーと九十九島の夕映えをイメージしたオレンジの細帯を抱かせたシンプルな塗装となっている。
[編集] 内装
車内は4人掛けのボックスシートを2箇所(8席)、1人掛け転換シートを4席、ロングシートを配備し、優先席部分はワインレッドのシートとなっている。貫通扉上部にデジタル運賃表示機、運転席側面に運賃箱、後部付近に整理券発行機を設置している。前面右側の窓上には「ワンマン」の表示がなされている。
その他、バリアフリーにも配慮されており、車いすスペースの確保や車いす乗降時使用の携帯用スロープが搭載されている。
[編集] 運用
[編集] 関連項目
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