板紙
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板紙(いたがみ)とは、紙の中でも厚いものを指す。一般には多層抄き(積層紙)のものに限定するが、単層抄きのものも含めることもある。以下は多層抄きの場合である。
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[編集] 種類
- 段ボール原紙-パルプ或いは古紙パルプを原料とした茶色い板紙で、通常4~5層の多層抄きである。一般に180g/㎡~350g/㎡程度。
- 白板紙 - 外観上白く見える板紙。ボール紙とも言われる。一般に190g/㎡~600g/㎡程度
- チップボール-雑誌古紙や新聞古紙を原料としたネズミ色した板紙。
- 黄ボール-稲藁や麦藁を原料とした黄色い板紙。
- キャリアテープ - コンデンサーやICチップなど、微細な電子部品を運送・保管・使用する際に使用する紙のテープ。一般に380g/㎡~780g/㎡程度
[編集] 製法
紙が長網であるのに対して、丸網多筒或いは短網多筒のマシンが持ちられることが多い。 代表的なものとしては、ウルトラフォーマー(小林製作所)がある。
[編集] 用途
用途としては包装用が圧倒的に多い。以下代表的な用途
- 段ボール箱
- 箱(菓子、日用品、部品、ティッシュなどの個包装)=化粧箱、パッケージ
- 紙管(巻取紙の芯棒、トイレットペーパーの芯)
- 出版表紙、美術全集本文、貼合絵本、商業印刷物(パンフレット等)
- 玩具(ジグソーパズル、仕掛け絵本、ゲームカード等)
- 伝票類の裏表紙、裏表紙兼ノーカーボン紙用下敷き
[編集] 板紙メーカー一覧
- 日本
- 世界
- INTERNATIONAL PAPER(アメリカ)
- GEORGIA PACIFIC PAPER(アメリカ)
- SMARFIT STONE CONTAINE(アメリカ)
- INDERKIAT PAPER(インドネシア)
- 寧波中華紙業(中国)
- 華泰紙業(中国)
- 永豊余(台湾)