北越製紙
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 103-0021 東京都中央区日本橋本石町三丁目2番2号 |
電話番号 | 03-3245-4500(代表) |
設立 | 1907年(明治40年)5月9日 |
業種 | パルプ・紙 |
事業内容 | パルプ・紙製造事業(洋紙・白板紙) 紙加工品製造事業 |
代表者 | 三輪 正明(代表取締役社長) |
資本金 | 268億2,094万円 |
売上高 | 連結:153,692百万円 単独:135,112百万円 (2006年3月期) |
従業員数 | 連結:2,822名 単独:1,199名 (2006年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本興亜損害保険 3.65% 王子製紙(日本トラスティ・サービス信託銀行信託口) 3.42% |
主要子会社 | 北越パッケージ株式会社 株式会社北越エンジニアリング |
外部リンク | www.hokuetsu-paper.co.jp |
特記事項:・登記上の本店所在地 新潟県長岡市西蔵王三丁目5番1号 |
北越製紙株式会社(ほくえつせいし、英称:Hokuetsu Paper Mills, Ltd.)は、東京都中央区に本社をおく日本第4位の製紙会社である。東京証券取引所第1部及び大阪証券取引所第1部上場(証券コード3865)。
製紙業界の中でも、生産効率の高い会社といわれている。
目次 |
[編集] 歴史
- 1907年(明治40年)5月 - 新潟県長岡市に会社設立。
- 1917年(大正6年)2月 - 新潟県新潟市の北越板紙株式会社を買収、新潟工場とする。
- 1920年(大正9年)12月 - 千葉県市川市に市川工場を建設、上質紙の生産を開始。
- 1958年(昭和33年) - 本社を東京都中央区に移転(但し、登記上の本店は現在も新潟県長岡市である)。
- 1971年(昭和46年)10月 - 茨城県勝田市(現:ひたちなか市)に勝田工場を建設。
- 2000年(平成12年)4月 - 市川工場と勝田工場を統合し、関東工場とする。
- 2000年(平成12年)7月 - 三菱製紙株式会社と5年間の業務・資本提携を結ぶ。
- 2005年(平成17年)7月 - 三菱製紙株式会社との提携期間が満了し、業務提携を解消。
- 2006年(平成18年)5月 - 550億円を投じ新潟工場に塗工紙生産設備を増設すると発表(2008年末稼動予定)。
[編集] 製造・研究拠点
[編集] 販売代理店
[編集] 王子製紙による経営統合提案問題
- 2006年
- 7月3日 - 王子製紙が株式の100%取得による経営統合案を提示。
- 7月19日 - 株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の導入を取締役会にて決議。
- 7月21日 - 三菱商事と第三者割当増資による資本・業務提携(8月7日に三菱商事が607円/株にて50百万株(24.44%)の株式取得)。
- 7月23日 - 王子製紙が三菱商事との資本・業務提携解消を条件に50.1%の株式取得を目指しTOBを実施すると発表(860円/株)。
- 8月2日 - 王子製紙がTOBを実施すると発表(800円/株 ただし、三菱商事への第三者割当増資及び業務提携を撤回した場合860円/株にするとしている)。
- 8月3日 - TOB成立を阻止するため、日本製紙が北越製紙株約8%を取得と発表。
- 8月7日 - 三菱商事による第三者割当による新株式発行の払込完了。三菱商事の持分法適用会社となる。
- 8月8日 - 日本製紙による北越製紙の株式取得が完了する(議決権比率8.85%)。
- 8月29日 - 王子製紙が記者会見し、北越製紙株50%超の取得は困難な情勢として、事実上の「敗北宣言」。
- 9月5日 - TOBの応募結果が発表され、議決権比率5.33%で不成立となった。応募分の買取りも実施しない。王子製紙は、今後は独自に収益向上を目指す方針。