森本敏
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森本敏(もりもと さとし, 1941年-)は、拓殖大学国際学部教授、同大学海外事情研究所所長。専門は、安全保障論。
東京都生まれ。1965年防衛大学校本科卒業(電気工学専攻、第9期生)。1965年航空自衛隊入隊。1977年外務省アメリカ局安全保障課に出向。1979年外務省入省。1980年タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士課程修了。 在ナイジェリア日本国大使館参事官、外務省情報調査局企画課安全保障政策室長などを経て、外務大臣官房領事移住部領事移住政策課長を最後に1992年2月20日退官。同年野村総合研究所主席研究員。2000年より現職。
朝まで生テレビやたかじんのそこまで言って委員会などのテレビ番組に多く出演しており、自衛隊や防衛政策を一般市民にわかりやすく説明している。2004年、第20回正論大賞を受賞した。 親米保守の良心的存在と言われるが、イラク戦争開戦時には「反対」の立場をとったり、ポスト小泉に誰が一番ふさわしいかについては安倍晋三ではなく、福田康夫を推すなど一般的な親米保守とは一線を画す選択をしていることがよくある(イラク邦人人質事件の際には他と同じく自己責任論を説いた)。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『「極東有事」で日本は何ができるのか――ガイドラインと有事法制』(PHP研究所, 1999年)
- 『安全保障論――21世紀世界の危機管理』(PHP研究所, 2000年)
- 『森本敏の眼――日本の防衛と安全保障政策』(グラフ社, 2005年)
- 『米軍再編と在日米軍』(文藝春秋[文春新書], 2006年)
[編集] 共著
- (宮田律・立山良司)『「新しい戦争」を知るための60のQ&A』(新潮社, 2001年)
- (浜谷英博)『有事法制――私たちの安全はだれが守るのか』(PHP研究所[PHP新書], 2003年)
- (浜谷英博)『早わかり国民保護法』(PHP研究所[PHP新書], 2005年)
[編集] 編著
- 『ミサイル防衛――新しい国際安全保障の構図』(日本国際問題研究所, 2002年)
- 『アジア太平洋の多国間安全保障』(日本国際問題研究所, 2003年)
- 『イラク戦争と自衛隊派遣』(東洋経済新報社, 2004年)
[編集] 共編著
- (横田洋三)『予防外交』(国際書院, 1996年)
[編集] 出演番組
[編集] 外部リンク
- 森本敏(日本財団図書館-私はこう考える(自衛隊について))