文藝春秋 (出版社)
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種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3番23号 |
電話番号 | 03-3265-1211(大代表) |
設立 | 1923年1月 |
業種 | 出版業 |
事業内容 | 『文藝春秋』『オール讀物』『文學界』『週刊文春』『諸君!』『別册文藝春秋』『タイトル』『クレア』『クレア トラベラー』『臨時増刊』『本の話』『スポーツ・グラフィック ナンバー』『ナンバープラス』の発行 単行本、文庫、新書、全集の刊行 |
代表者 | 代表取締役社長 上野 徹 |
資本金 | 1億4,400万円 |
従業員数 | 1,058人 |
外部リンク | http://www.bunshun.co.jp/ |
株式会社文藝春秋(かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう)は、日本の出版社。
目次 |
[編集] 概要
芥川賞をはじめ、多くの文芸賞を手がけている。
社員の初任給は258,000円(月収)、局長クラスは3000万円超(年収)と業界内でも高い給与水準を誇る。なお、労働組合は結成・加入が禁止されており、代わりに「社員会」(社長が代表を務める)が結成されている。
芥川賞や直木賞などの文芸賞は出版界でも伝統と権威ある賞であるが、最近の受賞作品選考には話題作りが見え隠れし、受賞作家が継続してヒットを出しているとは言い難い所がある。
業界内においての社員の評判は「プライドだけは高いお坊ちゃん・お嬢ちゃん集団」と言われる[要出典]。
現在の代表取締役社長は上野徹氏であり、北海道大学出身である。
- 所在地 東京都千代田区紀尾井町3番23号
- 組織 社長室、総務、管理、情報事業、経理、編集委員室、月刊文藝春秋、第一編集、第二編集、ナンバー、第三編集、文藝編集、文藝振興事業、出版総務、文庫、新書、第一出版、第二出版、資材製作、営業、宣伝、広告、企画出版
- 資本金 1億4,400万円
- 社員数 372名(2006年1月1日現在)
[編集] 刊行物
[編集] 雑誌
かつて発行していた雑誌
[編集] 週刊文春と表現の自由
『週刊文春』は日本を代表する週刊誌ということもあり、表現の自由にまつわる諸問題に真っ向から取り組む事例が数多く見受けられる。
2004年、田中真紀子衆院議員の長女のプライバシーを暴露する記事を掲載、それに対し訴えを受けた東京地裁は出版禁止の仮処分を命じた。出版の自由への国家権力の干渉という論点もあり世間に波紋を投げかけたが、東京高裁において差し止め命令は取り消され、長女側が特別抗告を断念したことにより判決が確定した。
また、2006年6月22日号においてある離婚カウンセラーのビジネスが違法性を問われかねないものであるという内容の記事を掲載。この記事を引用した投稿を受け、アップロードしたウェブサイト論談に対して自社に対する著作権の侵害と、当該離婚カウンセラーへの名誉毀損を理由として知財法務部名義で削除依頼を提出した。
表現の自由を守り抜いた上で読者による取材対象者への名誉毀損に対しては自らが救済を買って出る姿勢は同社の高い人権意識の賜物であるといえ、インターネットによりインタラクティブな性質を持ったマスメディアと情報の受け手の付き合い方へのひとつの規範を示した。
[編集] 関係者
[編集] 参考文献
- 塩澤実信「文藝春秋-菊池寛の志に生きる」、同『出版社大全』、論創社、ISBN 4-8460-0543-7
- 文藝春秋『文藝春秋七十年史-本篇』、文藝春秋、1991年12月。ISBN 4-16-999000-5
- 文藝春秋『文藝春秋七十年史-資料篇』、文藝春秋、1994年12月。ISBN 4-16-999001-3
[編集] 外部リンク
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