標準電波
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標準電波(標準周波数電波)は、時刻と周波数の国家標準または国際標準として、政府や国際機関が放送している電波のことである。発射・運用するには、然るべき技術と維持の為の財政が必要であるため、放送を行なっている国は先進国と見てよい。
標準電波を放送する無線局は、日本の法律では標準電波局ではなく標準周波数局という名称で定義されている。(電波法施行規則第4条28項)
日本の標準周波数局は、独立行政法人情報通信研究機構が運用するJJYである。
諸外国の標準周波数局は以下の通り。
- 上記三者ともNational Institute of Standard and Technology(国立標準規格局)
- BPM(中国・科学院国家授時中心 陜西天文台)
- BSF(台湾・標準時周波数研究所)
- HLA(韓国・標準科学研究所)
- RID(ロシア・イルクーツク)
- RWM(ロシア・モスクワ)
- VNG(オーストラリア 2002年末運用終了)
- ATA(インド・ニューデリー 受信不能 閉局か)
- CHU(カナダ National Reserch Council:Institute for National Measurement Standards―国立研究会議標準規格局)
- IAM(イタリア 通信省)
- GMA(チェコ 1990年6月3日運用終了)
- ULA4(ウズベキスタン 受信不能 閉局か)
- EBC(スペイン)
- LOL(アルゼンチン Servicio de Hidrografía Naval)
- YVTO(ベネズエラ 海軍)
- PPR(ブラジル 受信不能 閉局か)
JJYは短波運用を終了したが、外国では現在も短波で運用されている。
[編集] 外部リンク
世界の標準周波数報時局(情報通信研究機構 日本標準時グループ)