横浜スカイウォーク
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横浜スカイウォーク(よこはまスカイウォーク)は、自動車専用道路に併設された日本最初の歩行者専用道路。横浜市を代表する名所のひとつである横浜ベイブリッジの大黒埠頭側からの展望を可能にしたのがこのスカイウォークである。開通は1989(平成元年)9月27日。
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[編集] 歴史
- 1964年(昭和39年) - 当初横浜市によって計画されていたベイブリッジが、首都高速道路公団によって引き継がれる。
- 1980年(昭和50年) - 着工開始。この頃住民からの要望があり、スカイウォークの付属建設が決定。
- 1989年(平成元年) - 完成。
[編集] 概要
[編集] スカイタワー(SKY TOWER)
横浜港の大黒ふ頭に、青く明るく光るガラス張りのタワーである。このタワーの中にはエレベーターがあり、ここからスカイプロムナードと呼ばれる通路へ行ける。 ここには中央監視室を始めとする様々な防災設備が配置されている。
スカイタワーには、横浜海上保安部が設置した、横浜港の内外を往来する船を監視するためのレーダーが設置されている。 また、NHK、TVKのテレビカメラが設置されていて、港やベイブリッジの風景の映像が放送できるようになっている。
- 床面積:2112.47平方メートル
- タワー高さ:60メートル
- エレベーター:25人乗り2基
[編集] スカイプロムナード(SKY PROMENADE)
ベイブリッジの両横に取り付けられた空中散策路である。スカイタワーとスカイラウンジを結んでいる一本道。潮風を受けながら散策できる。
- 途中に休憩所が片道6カ所、計12カ所ある。無料の望遠鏡も設置されている。
- スカイプロムナードとスカイラウンジ及びスカイタワーを結ぶ所には、身障者用リフトが3基設置されている。
- 遊歩道:幅2.5メートル 片道320メートル
- 海面からの高さ:50~60メートル(平均勾配3.3%)
- 身障者用斜路リフト:3基
[編集] スカイラウンジ(SKY LOUNGE)
ベイブリッジの大黒ふ頭側の主塔に設けられたドーム型の展望施設。 二階から出入りし、階段で降りた一階が展望スペースとなっている。横浜港の大部分を一望できるほか、みなとみらいや東京湾、遠い山並みまで幅広い景色が堪能できる。国際航路が目の下にあるため外国からの大型客船、時には海上保安庁の船等、行き交う船が手に取るように見る事ができる。 中には売店もあるため、コーヒーなどを飲みながら景色を楽しむことも可能。
- ドーム直径:32メートル
- 有効床面積:470平方メートル
- 海面からの高さ:約50メートル
- 身障者用エレベーター:1基(11人乗り)
- 売店(軽飲食品・記念品等のお土産品がある。)
[編集] 営業案内
[編集] 営業時間
- 夏季(4月1日~9月30日)/午前9時30分~午後8時00分(最終入館 午後7時30分)
- 冬季(10月1日~3月31日)/午前10時00分~午後6時00分(最終入館 午後5時30分)
- 休館日:毎週火曜日。当日が祝日の場合は、その翌日。年末に特別休館日がある。
[編集] 入場料金
- 大人:600円
- 中学生以下:300円
- 65歳以上:300円
[編集] 交通
- 自家用車
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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