機動隊化学防護隊
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化学防護隊(かがくぼうごたい)は、警察機動隊の中に編成されている化学テロや化学事故対策のための救助隊のこと。
1994年に発生した松本サリン事件を教訓に、警視庁では一部の機動救助隊に、次に起こる化学テロに備えて化学防護服や化学分析器(携帯用)を装備させて訓練をさせた。
1995年に起きた地下鉄サリン事件のときは、その部隊の一部の隊員が出動している。 その後、同年に化学防護隊として正式に発足した。隊員は、陸上自衛隊の化学学校で教育を受けている。
警視庁の特科車両隊、第一機動隊、第八機動隊などに設置されており、隊員は機動救助隊を兼務している。
[編集] 装備
- 化学防護服
- 陽圧防護服
- ガスマスク
- 空気呼吸器
- 化学分析器
- 中和剤噴霧器
- 中和剤タンク車両
- 化学車両