正三位
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正三位(しょうさんみ)とは、位階及び神階のひとつ。従二位の下、従三位の上に位する。
[編集] 正三位
律令制下においては、従三位以上を『貴』と称し、また星の位ともいわれ、上級貴族の位階であった。 従三位が中納言や近衛大将、太宰帥などと官位相当であるのに対し、正三位は大納言相当とされた。勲等との対比では勲一等に比例する。
時代が下るにつれ、官位相当によらない叙位任官も増え、官位相当の大納言は従二位、大将・中将も二位及び三位で運用されたため、中納言でこの位階に叙せられる例も少なくなかった。
近代以降は、華族の爵位における伯爵の初叙位階とされ、また陸軍大将、海軍大将なども正三位に昇った。今日では、国務大臣経験者の他、政府の重要官職にあった者、学術分野において功労ある人物が死後に叙せられている。
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