武内直子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
武内 直子(たけうち なおこ、本名:富樫直子1967年3月15日 - )は、漫画家。
『美少女戦士セーラームーン』シリーズで知られる。講談社の漫画雑誌「なかよし」で活躍した。愛称は「直子姫」。
目次 |
[編集] 概要
山梨県甲府市生まれ。魚座、A型。甲府市立北中学校、山梨県立甲府第一高等学校、共立薬科大学卒。その後半年東京慈恵会医科大学附属病院に勤務していた。
高校在学中は地学部に所属。高校時代からなかよしに投稿を始め、大学在学中に描いた『LOVE CALL』が1986年第2回なかよし新人まんが賞に入選し、デビュー。
『コードネームはセーラーV』で一躍有名になり、『美少女戦士セーラームーン』シリーズが大ヒットを収める。同作品で第17回講談社漫画賞受賞。
趣味は、ドライブと家具、調度品集めのほか、スケートや水泳も好きだという。おまじないや各種の占いにも詳しい。作家の三島由紀夫を尊敬している。
漫画やアニメ、特撮が大好きで、『美少女戦士の研究 セーラームーン最後の秘密』(十番街イレギュラーズ・スーパーズ著、データハウス刊)によると志賀公江の『スマッシュをきめろ!』の大ファンであるらしい。オタクやオタク文化にも興味を示している。
セーラームーンのアニメ版の出来には満足していないらしく、新作が実写であったのもその為であるという説がある(実写版はセーラームーンのアニメで延長されなかった場合の、つまり本来の結末がある程度描かれている。衛とうさぎの結婚を描かなかったのは続編を考慮したと思われるアニメ版のみである)。
[編集] 作風
経歴から分かるように、薬剤師および臨床検査技師の資格を保有している。また、ネームが詰まるとよく地元の山梨宝石博物館に行っていたこともあり、鉱物マニアとしても知られているほど宝石類にも詳しい。
そのせいか作中のキャラクターにキラル・アキラルなど化学用語やネフライト・カオリナイト等鉱物の名前で命名することもある。
また、女同士の友情がストーリーの核になる事が多く、この辺にセーラームーンの素地があったとみられる。
[編集] 結婚
夫は、同じく漫画家の冨樫義博。結婚式の司会は、声優の三石琴乃(『美少女戦士セーラームーンのセーラームーン、月野うさぎ、役)と、佐々木望(『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助役)が行った。この2人の顔合わせは1991年放送の「ゲンジ通信あげだま」以来である。冨樫との交際のきっかけは、同じく漫画家・萩原一至の紹介とされている。
休業中に冨樫義博のアシスタントをやっていた。新婚生活や、出産、さらには子育ての様子は集英社の漫画雑誌ヤングユーに掲載された一連のエッセイ漫画(詳細はこちらを参照)に詳しい。また、これには、講談社での「PQエンジェルス」突然終了のいきさつや原稿紛失事件なども描かれており、発表当時は大きな話題と波紋を呼んだ。
[編集] 代表作品
[編集] 漫画
- 美少女戦士セーラームーン(旧版全18巻、新装版全12巻)
- コードネームはセーラーV(旧版全3巻、新装版全2巻)
- LOVE CALL(「プリズムタイム」第2巻に収録)
- プリズムタイム
- ミス・レイン
- チョコレート・クリスマス
- ま・り・あ
- The チェリー・プロジェクト
- PQエンジェルス
- ラブ・ウィッチ
- とき☆めか!
[編集] 絵本
- おおぼーぬーとちぃぼーぬー(絵/冨樫義博 文/武内直子) ISBN 4063245365