武田氏信
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武田 氏信(たけだ うじのぶ、?-1394年7月11日(応永元年6月13日))は、南北朝時代から室町時代前期にかけての守護大名。安芸武田氏の初代当主。甲斐武田氏第10代当主・武田信武の次男。官位は伊豆守。日向守。刑部大輔。
初名は氏信。のち信頼。父の信武が戦功により安芸の分郡守護職を与えられたとき、氏信が安芸に赴いて分家し、安芸武田氏の創始者となった。しかし1368年、幕命により守護職を解任され、安芸銀山城に拠っている。氏信は宗教に対して関心が深く、寺社に領地をたびたび寄進している。1394年6月13日に死去し、後を子の武田信在が継いだ。