武蔵野鉄道デキカ10形電気機関車
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武蔵野鉄道デキカ10形電気機関車(むさしのてつどうできか10がたでんききかんしゃ)は武蔵野鉄道(→西武鉄道)に在籍していた直流用電気機関車である。
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[編集] 概要
電化に伴い1923年(大正12年)にウエスチング・ハウスから3両輸入される。 車体は凸形で運転台は右側にあり、それによって機器室も右側にあるのが大きな特徴となっている。
武蔵野鉄道、旧西武鉄道の合併に伴う改番で11号機(→E11形)となる。
出力が小さい為E11は1961年に弘南鉄道(ED333)に、E13は1963年に越後交通(ED311)に譲渡され、E12は小手指で長い間休車状態だったが1973年に廃車される。
[編集] 性能諸元
譲渡先在籍時の物は以下の通り。
- デキカ10形(弘南鉄道ED33形)
- 全長 - 8,880mm
- 全幅 - 2,720mm
- 全高 - 4,070mm
- 自重 - 33.0t
- 制動装置 - 自動空気ブレーキ
- 主電動機 - 93.25kW×4
- 台車 -
[編集] 保存車輛
デキカ12 :保谷電留線(旧保谷車両管理所)
[編集] 参考文献
- 井上広和・高橋摂 共著 「日本の私鉄17 北関東・東北・北海道」 保育社刊 1982年10月 ISBN 4586505745
- 西尾恵介・井上広和 共著「日本の私鉄2 西武」 保育社刊 1980年7月 ISBN 4586505060
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