水原県
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水原県(すいばらけん)は、明治初期に越後国に設置された県。県庁は蒲原郡水原(現阿賀野市)に置かれた。
1869年9月3日(明治2年旧暦7月27日)に、開港場である新潟町と同地における外交を管轄していた新潟県(第1次)と、新潟町を除く越後国内の政府直轄地を管轄していた越後府(第2次)とを合併して設置された。
同年9月30日(旧暦8月25日)に上越地方および中越地方の5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡)が柏崎県(第2次)として分離し、水原県は下越地方の2郡(蒲原郡・岩船郡)内の政府直轄地(新潟町を含む)のみを管轄することとなった。
1870年4月7日(明治3年旧暦3月7日)、県庁が新潟町に移転して新潟県(第2次)となり、水原県は廃止された。
詳細は「越後府」の項を参照せよ。