池の平
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池の平(いけのだいら)は静岡県浜松市天竜区(旧磐田郡水窪町)にある亀ノ甲山の中腹付近に出現する池のこと。もしくは池が出現するくぼ地のことである。
およそ7年に一度の間隔で突然現れ、10日ほどでその姿を消してしまうことから、幻の池とも呼ばれている。
[編集] 概要
標高約880mの「亀ノ甲山」北側の標高650m付近には、くぼ地が広がっており、普段は何の変哲も無く杉や檜が生えた林となっている。しかし、7年に一度このくぼ地に水が満たされ池になる現象が起こり、神秘的かつ幻想的な光景で密かに人気のあるスポットとして知られている。
池の出現する間隔は「7年に一度」と言われているが、異常気象などにより降水量が少ない年には出現しない事がある。そのため、「7年に一度」というのはあくまで目安に過ぎないものとなっている。
池が出現した時には、水深は1mほどになる。
この池が出現する理由として「地下水が湧き上がってできる」「草木の保水力によって雨水が集まってできる」など、色々な憶測が飛んでいるが、現在では解明されていない。また、遠州七不思議の1つとされている。
[編集] 池にまつわる伝説
- 「おかわ御膳」の伝説
- 竜神の休息伝説
[編集] 関連項目
遠州七不思議 |
夜泣き石 | 桜ヶ池の大蛇 | 池の平の幻の池 | 大興寺の子生まれ石 | 菊川の三度栗 | 春野町の京丸牡丹 遠州灘の波小僧 | 菊川の片葉の葦 | 御前崎市の天狗の火 | 能満寺のソテツ | 粟ヶ岳の無間の鐘 | 引佐の柳井戸 |
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