沈埋トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

沈埋トンネル（ちんまい-）は、あらかじめ海底に穴を掘っておき、そこにケーソン（沈埋函）を沈めて土をかぶせる、沈埋工法で作られたトンネル。海底にトンネルを作る際開削・シールドトンネルよりも浅く、短距離にトンネルを作ることができる。

目次 1 工法 2 おもな沈埋トンネル 3 関連項目 4 外部リンク

[編集] 工法

1. ケーソン製作 ケーソンを地上で構築する
2. 基礎工事 ケーソンを設置する部分に平らな穴を掘っておく（海中）
3. 曳航 両端をバルクヘッドという蓋で閉塞して浮上後、船で目的の位置まで牽引する。
4. 埋設・埋め戻し アンカーワイヤーで位置を調整をしながら、所定の位置に設置する。
5. 内部構築 内部の仕切り壁などを構築する。
6. 完成 側部と上部を埋戻して完成

[編集] おもな沈埋トンネル

• 京葉線羽田・東京港トンネル
• 第二航路トンネル
• 東京港臨海道路臨海トンネル
• 高速湾岸線東京港トンネル
• 衣浦海底トンネル
• 安治川トンネル
• 大阪港咲洲トンネル
• 神戸港港島トンネル
• 新若戸道路海底トンネル
• 那覇港沈埋トンネル（仮称）
• 新潟みなとトンネル

[編集] 関連項目

• シールドトンネル
• 開削トンネル
• ケーソン
• 海底
• トンネル

[編集] 外部リンク

• 建設博物誌 沈埋トンネル
• 工事を学ぼう －沖縄初の海底トンネルの整備（沈埋トンネル）