河合蘭
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河合蘭(かわいらん)は、自然出産で著名な出産医療ライター、評論家、写真家。妊娠・出産・育児情報「リボーン」代表をつとめる。1989年イメージトレーニングを応用した「お産のイメジェリー」をわが国に定着させ一躍注目された。東京医科歯科大学・茨城県立医療大学・日本赤十字社助産師学校の講師。ネットの世界でも前述「WEB-REBORN」編集長、All About「出産医療・産院選び」のガイドも担当している。写真家としても川本三郎氏著『雑踏の社会学』(TBSブリタニカ・後にちくま文庫)等の写真を担当している。
[編集] 履歴
1989年 イメジェリー(イメージトレーニング)の本『お産のイメジェリー-心の出産準備』(メディカ出版)を翻訳・紹介する。
1993年 きくちさかえと、産む人と医療者をつなぐネットワーク紙「REBORN」を創刊。
1994年 REBORNが創刊1周年を記念して第一回「いいお産の日」主催。
1999年 全国の出産施設に実績の詳細な情報公開を呼びかけた『REBORN産院リスト1999-2000年版』を出版 。
2002年 『WHO勧告に見る望ましい周産期ケアとその根拠』(メディカ出版)翻訳。テレビ朝日で日々の仕事が30分間のドキュメンタリー番組になる。
2003年 REBORNの紙媒体「紙REBORN」を創刊する。
2004年 毎日新聞「産院革命」を連載。
2006年 『未妊-「産む」と決められない』(NHK出版)発表
[編集] 著作
- 未妊-「産む」と決められない 河合蘭著 NHK出版 2006年
- お産選びマニュアル――いま、赤ちゃんを産むなら 河合蘭著 農文協 2000年
[編集] 翻訳
- お産のイメジェリー―心の出産準備(カール・ジョーンズ著 河合蘭訳 メディカ出版 1997)
- 出産革命のヒロインたち―アメリカのお産が変わったとき(マーゴット・エドワーズ他著 河合蘭訳 メディカ出版 1997年)
- WHO勧告に見る望ましい周産期ケアとその根拠(マースデン・ワーグナー著 井上裕美・河合蘭監訳 メディカ出版)