河野正徳
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河野 正徳(こうの しょうとく)は、白い巨塔の登場人物で、架空の人物。弁護士。大阪弁護士会会長。大阪市内で法律事務所を経営する。
胃癌の肺転移による癌性肋膜炎により死亡した佐々木商店代表取締役・佐々木庸平の遺族が、浪速大学第一外科・財前五郎を訴えた裁判で、被告側の代理人を引き受ける。老練な策士で、第一審では巧みに柳原に責任を転嫁するなど財前側を勝訴に導く。しかし、控訴審では汚職事件の弁護を引き受けた関係で、少壮の国平弁護士が主に手がけるかたちとなった。審理では徐々に財前側に不利な証拠、証人が登場し、最終的には受持医・柳原弘の証言が決め手となり、結果的には財前側の敗訴となった。