火輪
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『火輪』は、河惣益巳の漫画作品。『花とゆめ』に連載されていた。現在、白泉社から文庫として全8巻が出版されている。
[編集] 概要
舞台となるのは、中国をモデルとした架空の異世界である。この世界には道教神話を流用した神々が存在している。主人公は謎の出自を持つ性別不明の半神ラン・リーアン。竜王剣の盗難をきっかけに中国と天界を写し絵のごとく進む物語。リーアンは四方将神の一柱である東海青竜王の眷属として成長したが、彼の成人とともに、天界・地界は戦乱の世となっていく。
[編集] 登場人物
- ラン・リーアン
東海竜王の眷属として成長した出自不明の青年。白真珠の精であるパイリンの養い子。人界に盗み出された竜王剣を取り戻すことを目的として活動するが、それをきっかけに自身の出自を知ることとなり、乱世の中心へと巻き込まれることになる。
- パイリン
竜王剣の三真珠の一人。白真珠の精。白珠のイメージどおり無垢な心を持ち、外からの影響を最も受けやすい性質を持つ。ラン・リーアンの養い親。外からの影響を受け入れ切れないときは自身の感情を封印し、元の真珠に戻ってしまうという不安定なものでもある。
- アオ・コアン
四方将神の一人、青龍、天界随一の眷属である竜族の長
- カイ
天帝。無限の神通力を持つ『竪眼』の保持者。コアンとは肌を合わせた義兄弟となっているが、本人の思いはその域を越えている。非常に嫉妬深く、また理不尽な動機から鳳凰族を滅ぼしたり、コアンを拉致監禁したりと目に余る行為が目立つ。
- ヘイシャオ
三真珠のうちの黒真珠の精。情欲をそそる美貌を持ち、幼いカイを誘惑したとして天界を追放された。人界で皇帝の寵妃となり、リュイ(分身)を産んで死んだ(黒真珠に戻った)。
- ヤン・ジン
清源妙道真君の仙号を持つ若き仙人。元は武人だったが、皇帝就任の責から逃れるため玉鼎真人(仙人)に弟子入りした。天帝に滅ぼされた『朱雀』の力を受け継ぎ、天帝と華王朝に復讐をちかった。
- ユイホワ
三真珠の一人。金真珠の精。凛とした美女で西の果てにある遥地で暮らしていた。東の碧国の皇子タイ・ワンと恋人同士だが18年前姿を消した。
- リュイ
華王朝の宰相。皇子だがヘイシャオの分身である。黒真珠復活のため憎悪や怨嗟の“気”を集めるべく乱世を引き起こす。容姿はヘイシャオと瓜二つ。
- レン・ソンツェン
華の凄腕の将軍。リュイの付き人でもある。リュイに心底惚れ、彼(彼女にもなる)のためなら魂すらささげられると言うほど。『地仙』の才があり、それ故無欲で純粋な性格。
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