猩紅熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
猩紅熱(しょうこうねつ、英:Scarlet fever)とは、小児に多い発疹性伝染病。明治年間に法定伝染病に指定され恐れられていた病気の一つだが、抗生物質が開発された後には、容易に治療が可能となった。このため、法定伝染病として届け出が必要な猩紅熱と診断せず、一般的な溶連菌の感染症として診断・治療を行うことがほとんどである。 なお、1998年の法改正に伴い、猩紅熱は法定伝染病ではなくなっている。
目次 |
[編集] 概要
A群β溶血性連鎖球菌による病気。2-10歳の小児に多く発病する。主に飛沫感染。中耳炎・腎炎・リウマチなどと合併して発症する事がある。3-5日ほどで、回復に向かう。
[編集] 症状
発熱、頭痛、咽頭痛、四肢痛、悪寒、紅色の小さな発疹が全身にできる。舌が腫れ、「いちご舌」となる事がある。
[編集] 治療法
ペニシリンなどの化学療法。