猪苗代盛国
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猪苗代 盛国(いなわしろ もりくに、天文5年(1536年) - ?)は蘆名氏の家臣。
猪苗代氏は蘆名氏の重臣であるが、自立傾向が強く度々反乱を起こしていた。盛国も蘆名盛氏の家臣として最初は仕える。1585年、嫡男の猪苗代盛胤に家督を譲って隠居したが、1588年、後妻の息子が可愛くなって盛胤を廃嫡しようと画策、盛胤に譲ったはずの猪苗代城ごと伊達軍に寝返る。その際件の後妻の息子を伊達方に人質として差し出した。
摺上原の戦いでは伊達軍の先鋒として活躍し、その勝利に貢献した。その功績により、伊達氏の準一門に列せられて五千石を食む栄光を手に入れたのである。