玉樹蔵族自治州
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玉樹蔵族自治州（ぎょくじゅぞうぞくじちしゅうは、中華人民共和国が青海省の南部に設置したチベット民族の地区級の民族区域自治行政体。
公用語による正式呼称は、チベット名ユフ・プーリー・ランキョンクル (yus hru'u bod rigs rang skyong khul)、中国名ユシュ・ザンズゥ・ツーチチョウ（玉樹蔵族自治州、zàngzŭ zìzhìzhōu）。
中国語名「玉樹」は、この地方の伝統的呼称ユルシュル(yul shul)の音写であるが、現行のチベット名はこの「玉樹」から再音写した表記である。「プーリー」は「プー族(蔵族)」、「ランキョン」とは「自治」の意で、クルは「州」に相当する地区級の地方行政単位。チベット人の伝統的な地理区分ではアムド地方（a mdo phyogs）の西部に相当する。日本では、中国名の漢音読み「ぎょくじゅ」が広くもちいられる。漢字表記「玉樹蔵族自治州」の音読みは「ぎょくじゅ・ぞうぞく・じちしゅう」。
州人民政府は玉樹県のケグ（skye rgu）鎮。
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[編集] 地理
北方で 海西モンゴル族蔵族自治州、新疆ウイグル自治区、東部でゴロク蔵族自治州および四川省のカンゼ蔵族自治州、西部から南部にかけて海西モンゴル族蔵族自治州の飛び地をはさんで西蔵自治区のナクチュ地区、南部で西蔵自治区のチャムド地区と接する。
[編集] 行政区画
- ナンチェン県（nang chen rdzong, 嚢謙県）
- チュマルレプ県（chu dmar leb rdzong）
- ティドゥ県（khri 'du rdzong, 称多県）
- ザトェ県（rdza stod rdzong, 雑多県）
- ディトェ県（'bri stod rdzong, 治多県）
- 玉樹県(yus hru'u rdzong)
[編集] 民族
[編集] 沿革
- 1952年2月12日、プーリー・ランキョン・サコン bod rigs rang skyong sa khongs (蔵族自治区)として発足。
- 1955年、プーリー・ランキョン・サクル bod rigs rang skyong sa khul (蔵族自治州)に改称。
[編集] 関連項目
[編集] チベットに対する中華人民共和国の行政区分
[編集] チベット人自身の伝統的地方区分
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