琴白山俊也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
琴白山 俊也(ことはくさん としや、1961年6月1日 - )は石川県小松市出身の元大相撲力士。佐渡ヶ嶽部屋所属。本名は釜野 俊也。身長182cm、体重127kg。得意手は右四つ、下手投げ。最高位は東十両4枚目(1990年9月場所)。
目次 |
[編集] 来歴
小学生時はサッカー、中学時代は野球部に所属していた。中学卒業直前に後援会の人から佐渡ヶ嶽親方(元横綱・琴櫻)を紹介され勧誘された。高校に進学し野球部に所属したのものの、以前佐渡ヶ嶽親方の話を聞き相撲に魅力を感じていたので1ヶ月ほどで高校を中退し、佐渡ヶ嶽部屋に入門。1977年5月場所に初土俵を踏んだ(同期に陣岳がいた)。体重がなかなか増えず、三段目、幕下で長く苦労した。その間、三段目で同部屋力士(琴東郷)と優勝決定戦に進んだこともあった(琴白山が優勝)。徐々に体重も増えだし、幕下上位でも勝ち越せるようになり1989年9月場所には十両に昇進した。しかし、4勝11敗と星が伸びず1場所で幕下に陥落した。幕下上位で一進一退を続けていたが、1990年7月場所に十両に復帰。序盤から好調で終盤まで優勝争いに加わり、11勝4敗の好成績を残した(これが唯一の勝ち越し)。入幕を狙える地位まで番付を上げたが後一歩の所で負け越していまい、十両に定着するのがやっとだった。1991年7月場所を最後に幕下に陥落し、十両復帰を目指して土俵に上がり続けたが、1992年3月場所を最後に現役を引退した。
[編集] 主な成績
- 十両成績:54勝66敗(8場所)
[編集] 各段優勝
- 三段目優勝:1回(1985年3月場所)