百葉箱
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百葉箱(ひゃくようそう、ひゃくようばこ)とは、温度計や湿度計を入れ、正確な温度を計測するために設置された箱の事である。より正確な温度を計測するための工夫がなされている。
- 日光を反射し、熱を中へとじこめないよう白で塗られている。
- 熱を中へ伝えにくくするために木で作られている。
- 風通しを良くし、日光や雨の侵入を防ぐためによろい戸になっている。
- 直射日光が差し込まないよう、とびらは北向きに設置する。
- 熱の跳ね返りを防ぐため、芝生など土の上に設置する。
- 通常、地上1.2m - 1.5mの高さに設置する。(世界気象機関の規則では、地上1.25 m - 2.0mの高さで測定することになっている。)
日本の場合、2004年現在、気象台・アメダス観測点では、百葉箱による温度・湿度の計測は行わず、地上高1.5mのファン付きの通風筒に入れられた電気式温度計(白金抵抗温度計)・電気式湿度計(静電容量湿度計)により測定している。