知床岬
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知床岬(しれとこみさき)は、北海道北東部、網走支庁管内斜里郡斜里町遠音別村岩尾別に位置し、知床半島先端としてオホーツク海に面した岬。北緯44度20分43秒、東経145度19分47秒。
- 岬上は標高30~40mの台地で、周囲は断崖。
- 地名はアイヌ語の「シリエトク」(大地の突端)からきたとされる。
- 1964年、知床半島の中部以北が知床国立公園に指定された。中でも知床岬の近辺は特別保護地区として厳重な管理下におかれているため、一般人は立入りできない。ウトロ港から出ている観光船、あるいは自然観察船で、海上から望むことになる。
- ウミウ、オジロワシ、オオワシなど天然記念物の野鳥、それにアザラシやトドも棲息する。世界遺産に現地時間の2005年7月14日に南アフリカのユネスコ会議にて認定された。
- 知床岬灯台は海抜102m、25.5海里。初点灯は1963年。
- 森繁久彌作詞・作曲の「知床旅情」にも登場する。
- 南樺太には北知床岬(散江村)と中知床岬(知床村)がある。