石崎汽船
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石崎汽船株式会社(いしざききせん)とは、愛媛県松山市三津に本社を置く、創業130年を超える老舗旅客船業者。近鉄グループに属していたが、資本関係を解消。現在は伊予鉄グループに属する。
[編集] 沿革
戦前
水中翼船・フェリー時代
- 戦後、高度成長期に合わせて、フェリー、水中翼船を相次いで導入。モータリゼーションの進展や高速化にうまく対応し業績を伸ばしていった。
- 昭和40年 松山-広島にフェリー投入
- 昭和41年 同航路へ水中翼船投入
- 昭和44年 松山-尾道に水中翼船投入
- 昭和46年 同航路に高速艇も就航(昭和54年に水中翼船に置き換え)した。鉄道連絡便として利用者を集めた。
- 昭和50年5月 新幹線連絡航路である松山-三原航路を開設。
高速艇中心の時代へ
- 平成5年 松山-広島の水中翼船を「スーパージェット」に置き換え
- 平成10年3月 松山-門司(北九州市)にスーパージェットの大型タイプである「シーマックス」を就航させた。
- 平成11年 しまなみ海道開通による航路再編で松山-尾道水中翼船を廃止
- 同じく、松山-広島フェリーを縮小。
既存航路でのサービス向上を図る
- スーパージェットの運航時間帯拡大による増便
- シーマックスの下関港寄港開始。(ただし、燃料費高騰もあり、2006年5月から下関港延航を休止)
- 2004年10月1日、中島町営汽船の経営を引き継ぎ、傘下に中島汽船を発足させる。
[編集] 航路の利用者
- 松山-広島(高速船):43万人
- 松山-広島(フェリー):25万人
- 松山-門司(高速船):7万人。
(※松山-尾道(1995年):5万人、松山-三原(1985年):13万人)