砂田利一
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砂田 利一(すなだ としかず、1948年 - )は、日本の数学者。
1972年東京工業大学理学部数学科卒。東京大学大学院修士課程修了。名古屋大学教授、東京大学教授、東北大学教授を経て、現在は明治大学理工学部教授、東北大学名誉教授。専門は大域解析学、離散幾何解析学。M.Kacの問題「太鼓の音は聞き分けられるか?」の解決に寄与。力学系の周期軌道の数え上げに、数論的アイディアを用いて、算術級数定理の幾何学的類似を証明した。1988年に日本数学会弥永賞受賞。雑誌「数学のたのしみ」(日本評論社発行・亀書房企画制作)の編集委員。