祐徳自動車
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祐徳自動車(ゆうとくじどうしゃ)は、佐賀県南部で路線バス・貸切バスを運行するバス事業者。本社所在地は佐賀県鹿島市大字高津原4078番地。通称は祐徳バス。
設立は昭和7年12月11日。営業所は佐賀市・久留米市・鹿島市・東京都千代田区にある。一時期は高速バスの運営も行っていたが撤退した。
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[編集] 路線バス
かつては高速バスや佐賀空港連絡バスも運行していたがすべて休廃止されており、現在は一般路線バスのみとなっている。
[編集] 営業所
- 佐賀営業所
- 佐賀県佐賀市駅前中央3丁目1番6号
- 西部営業所
- 佐賀県鹿島市大字高津原4078番地
- 久留米営業所
- 福岡県久留米市諏訪野町1935番地5
- 東京営業所
- 東京都千代田区鍛冶町2丁目9番18号
[編集] 一般路線
鹿島市の祐徳バスセンター及び佐賀市の佐賀駅バスセンターを中心に、鹿島市、武雄市、佐賀市、藤津郡、杵島郡等に路線を持つ。現在では一部の路線を祐徳観光バス・祐徳交通に移管したり、自治体の運行に委ねたり、路線の廃止を行ったりして合理化を進めている。
[編集] 高速バス
[編集] かしま号
1989年に、西日本鉄道との共同運行により、福岡・福岡空港~武雄・鹿島・祐徳神社前を結ぶ高速バスとして「かしま号」の運行を開始した。1日6往復の設定であったが、競合する特急「かもめ」と比較すると、運賃面では優位性があったものの、フリークエンシー(「かしま号」運行開始の時点で、「かもめ」は18往復であった)や所要時間の面では劣勢となり、乗車率は伸び悩み、1996年3月に運休となった。
車両は両社とも40人乗り前後のハイデッカー車を使用していた。
[編集] その他
過去には佐賀~伊万里、嬉野・武雄・佐賀~熊本(おおあそ号)の高速バスや福岡~嬉野温泉・鹿島中川間を運行する高速バス「かささぎ号」を運行していた。後者は1999年に嬉野温泉から鹿島中川まで延長されたが、2002年10月1日に休止となった。これにより祐徳バスの高速バスは消滅した。
[編集] 貸切バス
大型車は白地に緑・青・水色のラインの車体が特徴。中型車は白地に赤・橙・黄のラインを持つ。 県内の貸し切りバス事業者の中では比較的稼働率が良く、県内県外を問わず広く利用されている。
[編集] 他事業への展開
バス事業の他、ホームセンターであるホームセンタスーパー・園芸店などの経営も行っている。最近では分社化も進み、祐徳観光バス・祐徳交通などが設立されている。
[編集] 車両
国産4大メーカー(三菱ふそう・日産ディーゼル・日野自動車・いすゞ自動車) 使用
[編集] 外部リンク
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