福士りつ
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福士 りつ(ふくし りつ)は、津軽民謡歌手。故山田千里の妻でもある。
1930年生まれ。青森県鯵ケ沢町出身。弘前市大町一丁目のライブハウス「山唄」を拠点に活動する民謡歌手。
最近になり津軽民謡集のCDを発売した。伴奏は、2006年4月に亡くなった津軽三味線の名手で福士の夫であった山田千里(享年72)。約30年前にレコードとして出した二人の演奏をCD化した。長年にわたり切磋琢磨(せっさたくま)してきたアーティスト夫婦の集大成と言える名盤だ。
15歳で津軽民謡の大御所原田栄次郎に入門。1953年の県民謡大会で一位となり、1958年の県民謡玉座決定戦で五代目玉座を獲得。 山田千里とは1964年に結婚。のちに夫婦でライブハウス「山唄」を開き、現在に至る。
1990年にはNHK紅白歌合戦にも出場した。この出場により、(この当時の)紅白最年長初出場記録を残す(ただし現在では「紅組での最年長初出場記録者」である)。