福島章
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福島 章(ふくしま あきら、1936年1月29日 - )は、日本の犯罪心理学者。精神科医(医学博士)。専門は、精神医学。上智大学名誉教授。(福嶋 章表記の場合もある)
[編集] 経歴・人物
東京都生まれ。東京都立大学附属高等学校卒業。東京大学医学部卒業。同大学大学院医学系研究科精神医学専攻博士課程修了。府中刑務所医師、東京医科歯科大学助教授、上智大学文学部教授を歴任。犯罪心理学、精神鑑定などの啓蒙書を多く執筆。また、犯罪心理学を題材にした小説も執筆している。
1983年の深川通り魔殺人事件を始めとして、下関通り魔殺人事件(1999年)、西鉄バスジャック事件(2000年)などの著名な事件の裁判で精神鑑定を行っている。
福島は「ネット利用者、オタクは性犯罪者予備軍」との持論を展開しているが、それを裏付ける根拠を提示することは無い。 こうした「マスコミが好む意見のスピーカー」と言った側面もあり、マスメディアへの登場も多い。
2002年に民事訴訟「宝島社 対 東京都知事石原慎太郎」事件に関する「意見書」を書き、その中では石原の著書『真実の性教育-学校では教えない人間の性』(1972年,光文社)について言及して、 「性科学や性教育に長年かかわってきた専門家として、文学者・石原慎太郎氏のこの態度に深い敬意を表したいと考える」 「私は、自分の『意見書』を書いた時にこの石原氏の著書を知っていて、その中から多くの文章を引用することが出来たらさらに幸運であったろうと思った。それほど、石原氏の思想・見解は意見書作成人の主張と同一であり」 など、石原に対して崇拝に近い態度を示している。
[編集] 著書
- 狂気と正気の間(1982年)
- 犯罪心理学入門(1982年)
- 非行心理学入門(1985年)
- 精神鑑定とは何か―何をどう診断するか? (1995年)
- ストーカーの心理学(1997年)
- 殺人という病(2003年)