窪田崇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
窪田 崇（くぼた たかし、1977年5月5日 - ）は、広島県広島市出身の映画監督・映像作家・脚本家。
目次 |
[編集] 概要
広島県立広島国泰寺高等学校を経て松竹京都撮影所内のKYOTO映画塾卒。映画、ドラマ、PV、CMとジャンルを問わず作品を発表して評価を得ている新進映像作家。またデジタルシネマの分野ではSKIPシティを拠点とし、技術誌にも多数の記事を寄稿するなど造詣が深い。
1999年、16mm映画「青の時間」を発表。
2000年、自主制作映画「オレ式ファイナルへブン」に撮影監督として参加。同作は福井インディーズ映画祭でグランプリを受賞。
2001年、フジテレビの深夜番組「超VIP」が実施した映像作家発掘プロジェクト「ID」で選ばれ、ショートムービー「夢をみてみて」を番組内で発表し話題になると同時に23歳でプロのディレクターとしてのキャリアをスタートさせる。同作はBSフジ「フジテレビ・フィルム・フェスティバル」にて招待上映。
2002年、ショートムービー「For Your Eyes Only」をフジテレビにて放送。
2003年、ショートムービー「妄想的初恋」（主演・滝沢乃南）をフジテレビにて放送。短編映画「MemoiR メモワール」を蒼井優を主演に迎えて発表。自身で脚本、編集も務めたこの佳作で業界から注目を集め始める。「ワールドビジネスサテライト」（テレビ東京）の特集「日本映画の夜明け」に出演。RURUTIA（東芝EMI）「トロイメライ」PVを発表。
2004年、短編映画「きみの秘密、僕のこころ」（主演・忍成修吾、大沢あかね）を発表。同作はSKIPCITY国際Dシネマ映画祭2005で奨励賞を受賞。JFN系列ラジオ番組で岩井俊二プロデュースドラマ「ラッセ・ハルストレムがうまく言えない」（主演・池脇千鶴、津田寛治）を発表。フジテレビ系列で長編単発深夜ドラマ「彼らの海VII Wish On The PoleStar」（主演・木村了、長谷部優）を発表。日曜日深夜の放送にも関わらず高視聴率を記録し、視聴者から多くの感想が公式HPとフジテレビに寄せられた。
2005年、スガシカオ「JUNE」（主演・玉山鉄二）、RURUTIA「プライマリー」、dream「Trasit」と立て続けにミュージッククリップを発表。そして再びフジテレビ系列にて単発深夜ドラマ「彼らの海・VIII -Sentimental Journey- 」（主演・ＡＡＡ）を発表。前作を上回る視聴者からの感想が寄せられ評価を確固たるものにした。
2006年、NTTDoCoMoのinfoCM「沖縄オフ編」（出演・黒木メイサ、松田翔太）を発表。フジテレビ系深夜連続ドラマ「劇団演技者。 さよなら西湖クン」（主演・今井翼）を発表。岩井俊二プロデュースのラジオドラマ「浅知恵ドライブ」（主演・ミムラ）をJFN系列で発表。
2007年、劇場映画「ハミングライフ」（主演・西山茉希、井上芳雄）を発表。初公開となった東京国際映画祭2006の特別上映時にはチケット発売開始後、数分で売り切れ、劇場前売りチケットも異例の売り上げを記録して関係者を驚かせる。同年1月からテアトル新宿、テアトル梅田を皮切りに全国で公開されレイトショー映画としてスマッシュヒットを記録。
[編集] 作品
[編集] 映像作品
[編集] テレビドラマ
- 彼らの海・VII -Wish On The Polestar- （2005年、CX系列TVドラマ、脚本・監督・編集）
- 彼らの海・VIII -Sentimental Journey- （2006年、CX系列TVドラマ、脚本・監督・編集・原作)
- 劇団演技者。 さよなら西湖クン （2006年、CX系列TVドラマ、監督）
[編集] 映画
- 青の時間 （1999年、脚本・監督・編集・原作）
- MemoiR メモワール （2003年、短編映画、脚本・監督・編集・原作）
- きみの秘密、僕のこころ （2004年、短編映画、脚本・監督・編集・原作）
- ハミングライフ （2007年、脚本・監督・編集）
[編集] ショートムービー
[編集] ミュージックビデオ
[編集] CM
- NTT DoCoMo「沖縄オフ編」（infoCM、監督）
[編集] ラジオドラマ
- ラッセ・ハルストレムがうまく言えない （2004年、監督）
- 浅知恵ドライブ （2006年、監督、脚本）
