童友社
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種類 | 株式会社 |
略称 | 童友社 |
本社所在地 | 東京都荒川区荒川4-27-21 |
設立 | 1951年5月 |
業種 | その他製品 |
事業内容 | 模型の製造・販売 |
関係する人物 | 代表取締役会長 内田悦弘 |
外部リンク | 公式サイト |
童友社(どうゆうしゃ)とは、日本の模型製造会社である。正式名称は株式会社童友社。
目次 |
[編集] 概要
同社のラインアップは名城・名車プラモデルから、収益性の高いラジコン、ミニチュアサイズの完成彩色モデルや食玩などである。また近年はアジア模型メーカーの輸入代理店としてミニタリーモデルなどの輸入販売を手がけている。
[編集] 現在の主力商品
- 名城・兜・みこしシリーズ
- 童友社を語る上で外せない「定番商品」である。1970年後期、倒産した相原模型から多くの金型を譲り受けて、約30年以上経った現在でも、玩具店から観光地の売店まで幅広く流通しているロングセラーモデル。
- ラジコン
- サスペンション機能を取り入れた、リアルなキャタピラー走行が楽しめるM1A2エイブラムス戦車ラジコンを販売している。
- 翼コレクションシリーズ
- 近年のミニチュアサイズの完成彩色人気モデル市場に参入した意欲作。当初、マルサン商店金型を活用した1/100エアモデルを発売していたが、好調な販売が続き・第4弾から新規設計の金型を投入した。彩色完成品の迷彩塗装・隼など精密塗装を施された商品が好評を得ている。
- マイクロアーマーシリーズ
- ドラゴンモデルズが製造する1/144サイズのAFV戦車モデルを輸入・販売している。
- ノスタルジックヒーローズ
[編集] 童友社が保有する金型
近年のアンティーク玩具・模型人気に後押しされた商品を復刻・再販している。既に失われたと思われていたマルサン商店製の金型利用し「ノーチラス号」が童友社より1990年後期に再販され、折からの懐古ブームで人気となる。他に旧ミドリ商会製のシービュ号、スティングレイ、ギララ、ビックモグラスなど再販され、旧ミドリ商会版でのボックスアート・パッケージを完全再現するなど、最近のプラモデルに無い「昭和」風味テイストが高い評価を得る。
※現存する廃業・倒産会社の金型
- 相原模型 (名城、兜、神輿など)
- ミドリ商会 (キャラクターモデル系、SF戦車)
- マルサン商店 (1/100エアモデル類)
- オオタキ (1/12-S800、1/24カーモデル系、艦船モデル)
- 日東科学 (1/24カーモデル系)
- 山田模型 (Uボート、1/24カーモデル)
- エーダイ (1/8マクラーレン、JPSロータス)
- 日本ホビー、サンワ模型、オダカ
[編集] 輸入・取り扱いメーカー
- ホビーボス(HOBBY BOSS)2006年に創業した中国の新興模型メーカー。1/48、1/35ミニタリーモデル・航空機シリーズなど。
- ドラゴンモデルズ(Dragon Models)香港の模型メーカー。マイクロアーマーシリーズなど。
[編集] その他・参考
- 鎧・刀のプラモデルを製作していたためか、TVアニメ『鎧伝サムライトルーパー』に登場する鎧擬亜(よろいぎあ)を着たキャラクターキットを製造・販売していた。アニメそのものはOVAがつくられるなど人気があったが、キットに関しては絶版状態が続いている。
- 平成元年頃、童友社がスポンサーとなり、半年間、テレビ東京で『太陽の牙ダグラム』を再放送した。この時、旧タカラのプラモデルが童友社から発売された。
- 日本プラモデル工業協同組合の理事長を 童友社会長・内田悦弘が務める。