紀淑人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紀 淑人(きの よしと、生年不詳 - 天慶6年(943年))は、平安時代中期の官人。名は「よしひと」ともいう。父は紀長谷雄。兄に「古今和歌集」真名序の作者紀淑望がいる。
左近衛監・左衛門権佐を歴任し、承平5年(935年)に河内守に任官。承平6年(936年)伊予国日振島(ひぶりしま)の海賊が不穏な動きをしていたことから、これを封じるため、伊予守兼南海道追捕使に任じられ、藤原純友とともに瀬戸内へ下向した。淑人は海賊に田畑を与え農業に従事させる投降策をとったが、純友は海賊とはかって939年(天慶2年)反乱を起している。天暦2年(948年)に河内守に再任。
カテゴリ: 人物関連のスタブ項目 | 平安時代の人物 | 紀氏 | 943年没