緋桜白拍子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『緋桜白拍子』(ひおうしらびょうし)は、藤丞めぐるの平安調アクションストーリー。 花とゆめ・別冊花とゆめで連載されていた。単行本全12巻。
[編集] あらすじ
刺客育成組織・緋桜院で生き残るために、殺人術を身に付けながら成長した梓は、大納言の北大路高遠に養子として引き取られて幸せな生活を送っていた。しかし、天皇家の外戚となって悪政を繰り広げる左大臣一派を倒すために、斬鋼糸を操る緋桜の白拍子となって暗躍する。様々な事件や人々との出会いによって、梓は暗い過去にあたる緋桜院や、天皇家をも巻き込む陰謀に巻き込まれていく。
[編集] 登場人物
- 梓(あずさ)
- 幼い頃に両親に捨てられ、刺客育成組織・緋桜院で成長する。
- 北大路高遠に引き取られて幸せな生活を送るが、悪政を繰り広げる左大臣一派を倒すために、斬鋼糸を操る緋桜の白拍子となって、闇夜に舞うことになる。
- 子安時迅(こやす ときはや)
- 白拍子追捕の指揮者。想いを寄せていた梓の正体が、白拍子であったことに衝撃を受けるが・・・・。
- 冬尋(ふゆつぐ)
- 常陸介の子。盗賊に家族を殺されてしまい、孤児になる。
- 敵を取るために緋桜院で殺人術を学ぶ。
- 左大臣の養子になり、梓と死闘を繰り広げるが・・・・。
- 北大路高遠(きたおおじ たかとう)
- 大納言。妻の茅野を失い失意の日々を送っていたが、梓を新しい家族として迎える。
- 悪政を繰り広げる左大臣と対立している。
- 茅野(かやの)
- 内大臣の娘で、北大路高遠の正室となる。
- 病弱な体質であったが、娘の慶子をもうける。彼女の死後、北大路高遠は再婚していない。
- 慶子(けいこ)
- 北大路高遠の娘。北大路高遠の力を抑えたい左大臣の策略によって幼い帝の元へ入内し、桐壺の更衣となる。
- 左大臣(さだいじん)
- 娘の沙輪姫を中宮にし悪政を繰り広げていたため、白拍子に命を狙われることになる。
- 沙輪姫(さわひめ)
- 左大臣の長女。冬尋に想いを寄せるが、入内して中宮になる。
- 十輪姫(とおわひめ)
- 左大臣の次女。左大臣が変貌してしまった理由の調査を白拍子に依頼する。
- 美輪姫(みわひめ)
- 左大臣の三女。時迅に想いを寄せるが、失恋してしまう。
- 帝(みかど)
- 母の女御が左大臣に毒を盛られて亡くなり、父の先帝も亡くなったため、幼くして即位する。梓のことを気に入るが・・・・。
- 緑水(りょくすい)
- 梓に殺人術を教えた人物。緋桜院の復興を企む。
- 椎奈(しいな)
- 緑水に付き添っている少年。緑水さえも知らなかった秘密がある。
- 蘭王丸(らんおうまる)
- 緋桜院総裁・太白の一人息子。幻術が得意。
- 太白(たいはく)
- 緋桜院の総裁。総裁の地位を狙った緑水に殺される。
- 凪砂(なぎさ)
- 梓の親友。緋桜院で殺人術を身に付ける。長針が得意。
- 空弥(くうや)
- 両親を失い、妹のほたると共に緋桜院に引き取られる。
- ほたるの死後、自殺を図るが、大納言諸平に助けられる。円月輪が得意。
- ほたる
- 空弥の妹。緋桜院の最終試験で殺されてしまう。