総統地下壕
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総統地下壕(独語:Führerbunker)は、ドイツ・ベルリンにあった総統官邸の地下壕をさす。
ヒトラーは、1945年1月16日から、ここでの生活をはじめ、ベルリンの戦い末期の1945年4月30日にここで自殺した。
攻撃にも耐えられるよう厚さ3mものコンクリートによって造られ、約30の部屋に仕切られていた。
そのため戦後、ソ連や旧東ドイツ政府によって取り壊そうと試みられたが、あまりにも強固だったため、完全に撤去することはできず、1990年代の大規模宅地開発の際には掘り起こされたが、埋め戻されてしまった。
ネオナチの聖地になる懸念から、長年、場所は非公開だったが、2006 FIFAワールドカップに際して、2006年6月8日、駐車場になっていた跡地に案内板が設置された。
[編集] 関連項目
- 総統官邸
- 『ヒトラー ~最期の12日間~』:総統地下壕が舞台の映画。