舞鶴引揚記念館
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舞鶴引揚記念館(まいづるひきあげきねんかん、英語:Maizuru Repartriation Memorial Museum)は、京都府舞鶴市にある歴史伝承施設である。
舞鶴港は、戦中は旧海軍の軍事的拠点として使用されていたが、戦後は大陸に進駐していた軍人軍属や一般人の日本本土への引揚、および日本に在留していた中国・朝鮮人の送還のための指定港のひとつとなった。さらに、日ソ中立条約を一方的に破棄し侵攻したソ連軍によってシベリアに不法抑留されていた旧軍人についても、舞鶴へと帰還した。他港が早々に引揚港から除かれたため、これら引揚の人々のほとんどが、舞鶴港を入港先・帰還港とした。これに伴い、日本各地から夫や親族の帰還を待ち望む多くの人々が、舞鶴港へと出迎えに訪れた。
1988年(昭和63年)、多くの関係者の努力により、引揚に関わる一連の資料を展示する日本唯一の施設として設立されたのが、この舞鶴引揚記念館である。引揚者用の桟橋が設置されていた平地区を見下ろす丘に引揚記念公園が開設され、その一角に記念館が建設された。
なお、2005年(平成17年)は海外引揚60周年に当たる年であり、当地では海外引揚第1船の入港した11月7日とその周辺に記念行事が開催された。
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[編集] 施設概要
- 問い合わせ
- 舞鶴市平無番地(電話番号:0773-68-0836)
- 営業時間
- 9時~17時30分まで。(入館は17時まで)
- 料金、()は団体料金
- 一般300円(200円)
- 学生150円(100円)
- 駐車場
- 無料駐車場あり、大型バス可。
- 定休日
- 年末年始
[編集] アクセス
[編集] 鉄道・バス
[編集] 車
- 舞鶴若狭自動車道・舞鶴東インターチェンジより、京都府道28号小倉西舞鶴線、(京都府道51号舞鶴和知線)、国道27号を経て京都府道・福井県道21号舞鶴野原港高浜線を大浦半島方面へ約20分。